個人昇格あるか!? J1クラブに推薦したいJ2最強の外国人(3)ガンバ時代とは別人!? 悪魔の左を持つゴールハンター
2024シーズンの明治安田Jリーグも全日程が終了。各クラブは、早くも来季に向けての補強に動いている。その中には様々なケースがあるが、いわゆる「個人昇格」はとくに注目ポイントと言えるだろう。今回は、個人昇格を狙えそうなJ2最強の外国人選手を紹介する。※来季J1に昇格する清水エスパルス、横浜FC、ファジアーノ岡山に所属する選手は対象外。スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報はすべて12月13日時点。
MF:マテウス・ジェズス(ブラジル出身) 生年月日:1997年4月10日 所属クラブ:V・ファーレン長崎 今季リーグ戦成績:36試合18ゴール7アシスト 今季のJ2リーグでマテウス・ジェズスは凄まじいインパクトを放っていた。どこからでもゴールネットを揺らしてしまうダイナミックなプレーに目を奪われた人も多いだろう。 現在27歳のブラジル人が初めてJリーグに参戦したのは2018年まで遡る。ポルトガルのエストリル・プライアに所属していたジェズスはサントスに続く期限付き移籍先にガンバ大阪を選んだ。 G大阪では公式戦18試合に出場したものの、監督交代の煽りを受けて出場機会が激減。シーズン途中にチームを去ることになった。 その後、ポルトガルやブラジルのクラブを期限付き移籍で転々としていたジェズスだったが、昨季にJ2のV・ファーレン長崎に完全移籍を果たす。ようやく安住の地を見つけた形だ。 もともとはボランチを主戦場にしていたが、長崎では2列目や最前線など攻撃的なポジションで起用されている。これにより、持ち前の攻撃性能が完全開花。在籍2年目となる今季、ついに鋭いシュートでゴールを狙うハンターへと変貌した。 今季はリーグ戦36試合で18ゴールをマークし、J2得点ランキング2位に名を連ねている。そのパワフルなプレーはJ1でも猛威を振るうことが十分に予想でき、ジェズス獲得に動き出すクラブが現れるかもしれない。 J2を蹂躙した左足は、来季どのクラブにあるだろうか。