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互いの行動が気になり、怒りを募らせたか…孫娘殺害1週間

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読売新聞オンライン

 福井市黒丸城町の民家で高校2年の孫娘が祖父の冨沢進容疑者(86)に殺害された事件は、16日で発生から1週間となる。事件について、冨沢容疑者が「孫にきつく当たられて腹が立った」などと話していることがわかっており、県警は、2人の生活の中でのトラブルから冨沢容疑者が怒りを募らせて殺害に至ったとみて、動機面を詳しく調べている。(長沢勇貴) 【写真特集】コロナ禍 猛暑の防護服  県警の発表では、冨沢容疑者は9日夜、自宅で、同居する啓新高校2年冨沢友美さん(16)の上半身を刃物で刺して殺害した疑い。冨沢容疑者は友美さんの父親に電話で連絡し、駆けつけた父親が10日午前0時10分頃、「娘が倒れていて動かない」などと110番した。  捜査関係者によると、凶器は自宅にあった包丁とみられ、友美さんは首を中心に複数回刺されていた。友美さんが普段寝室として使っていた場所で刺されたとみられ、身を守ろうとした際の傷はほとんどなかったという。こうした状況から、県警は、寝ていたか横たわった状態だった友美さんを、冨沢容疑者が突然襲ったものとみて調べを進めている。  近所の人らの話によると、友美さんは福井市内の別の家で両親らと暮らしていたが、家庭の事情で1、2か月ほど前から移り住み、冨沢容疑者も当初は同居を喜んでいたという。  孫と祖父、2人の生活の中で何があったのだろうか。これまでの調べでは、冨沢容疑者が事件当時飲酒しており、「カッとなってやった」などと供述していることがわかっている。  ある捜査幹部は「今のところ、事件に直結する明確な出来事は見つかっていない」とした上で、「何か一つきっかけとなる大きなトラブルがあったのではなく、互いの行動が気になったり、それがもとで言い争ったりする中で、怒りを募らせたのではないか」とみる。  家庭内で発生した事件で、目撃者もいないとみられることから、県警は冨沢容疑者宅での鑑識作業や周辺の聞き込みなどを丁寧に行ってきた。  今後は、高齢の冨沢容疑者の体調にも配慮しながら、友美さんが移り住んだ経緯や同居後の2人の暮らしぶりなどを詳しく調べる方針としている。

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