ランボルギーニ・レヴエルト 詳細データテスト V12存続に拍手 驚異の速さ 歴代最高ハンドリング
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
2022年に発売されたアヴェンタドールLP780-4ウルティメは、34万4900ポンド(当時のレートで約5518万円)だった。レヴエルトはそれより10万ポンド(約1940万円)以上高いが、その卓越ぶりを考えればやむなしといったところだ。 いっぽう、SF90ストラダーレは37万4420ポンド(約7264万円)、アストン・マーティン・ヴァルハラは65万ポンド(約1億2610万円)ほどとされるので、ランボルギーニは高額だが妥当な値付けをしたといえる。 見方を変えれば、歴史ある偉大なメーカーが生んだ万能スーパーカーであり、200万ポンド(当時のレートで約2億5600万円)のヴェイロン・スーパースポーツより速いクルマなのだ。そう考えると、45万2040ポンド(約8770万円)も高くないように思えてくる。 保証は3年間で、新車から5回のサービスが込み。さらに、バッテリーは8年保証だ。 ランボルギーニによれば、すでに2026年第4四半期納車分までオーダーは埋まっているというが、英国のディーラーでは1年半待ちとのこと。また、生産台数は限定されていない。 日常使いなら、EV航続距離は10km弱。ご近所迷惑にならずに出かける程度の使い方なら、なんの問題もない。
レイアウト
アヴェンタドールと同じモノコックだが、フロントの衝撃吸収構造はアルミからコンポジットに変更。L545型V12はリアミドシップで、ホイールベース内に収まる。 出力シャフトは後方のみに出ているが、これはエンジンが後輪のみを駆動するからだ。前輪は電動で、EVモードはFFとなる。前後重量配分は44:56だ。
エンジン
駆動方式:リアミドシップエンジン/モーター縦置き四輪駆動 形式:V型12気筒6498cc、ガソリン ブロック・ヘッド:アルミニウム ボア×ストローク:φ95.0×76.4mm 圧縮比:- バルブ配置:4バルブDOHC 最高出力:824ps/9250rpm 最大トルク:74.0kg-m/6750rpm エンジン許容回転数:-rpm ハイブリッドアシスト:前・アキシャルフラックス・モーター×2/後・ラジアルフラックス・スターター/ジェネレーター モーター最高出力:前・150ps×2/後・150ps モーター最大トルク:-kg-m システム総合出力:1015ps/-rpm システム総合トルク:109.6kg-m/-rpm 馬力荷重比:536ps/t トルク荷重比:57.9kg-m/t エンジン比出力:127ps/L