【名古屋グランパス】2021年の予想布陣&最新情勢「絶対的固定メンバー4人」はACL両立でどうなる
【2020年シーズンの成績】 3位 (勝ち点63) 19勝6分9敗 45得点28失点 得失点差17 ■【布陣図】2021シーズンの名古屋の予想スタメンはこちら■ ■チーム内得点ランキング■ 1位=マテウス(9得点)、2位=前田直輝(7得点)、3位=金崎夢生(6得点)、4位=ガブリエル・シャビエル、阿部浩之(4得点) ■チーム内最長時間出場者■ 1位=ランゲラック、丸山祐市、中谷進之介(3060分)、4位=稲垣祥(3036分)、5位=マテウス(2912分)、6位=吉田豊(2491分)、7位=米本拓司(2102分)、8位=金崎夢生(1909分)、9位=前田直輝(1767分)、10位=阿部浩之(1757分)、11位=相馬勇紀(1720分)、12位=成瀬竣平(1682分)、13位=オ・ジェソク(1446分)、14位=ガブリエル・シャビエル(1224分)、15位=ジョアン・シミッチ(897分) 2014年から連続してJ1で指揮を執ってきたマッシモ・フィッカデンティ監督にとって、名古屋2年目の昨季は、自身最高の順位となる3位でフィニッシュすることができた。そして、クラブとしては2012年以来、4度目となるACL出場権を獲得した。 2位のG大阪とは勝ち点差がわずか「2」で、惜しくも天皇杯の出場権を得ることができなかったが、1年間を通しての失点数は「28」とリーグ最少。G大阪の「42」と比べれば、その守備の固さは圧倒的だ(失点の少なさで2位の川崎は「31」)。
フィッカデンティ監督のイタリア仕込みの守備戦術がその根底にあるが、ディフェンシブなポジションの中央の選手を完全に固定していた。異常な過密日程で、各チームが選手の疲労を軽減すべく積極的な交代や起用を図った中で、名古屋ではGKランゲラック、DF丸山祐市、DF中谷進之介の3人が全試合フル出場を果たし、ボランチの稲垣祥もほぼフル出場といえる3036分出場した。絶対的に固定されたこの4人が、名古屋の堅守を支えてみせた。 来季はACLに出場するため、今季以上に選手の負担が大きくなる。その中で、この4選手をいかに起用していくかが、名古屋の成績を左右する大きな要素といえそうだ。 そのACLに向けて、クラブは大型補強を敢行。前線に柿谷曜一朗(←C大阪)と齋藤学(←川崎)、中盤に長澤和輝(←浦和)、最終ラインに木本恭生(←C大阪)と森下龍矢(←鳥栖)と、各ポジションに実力者を迎え入れた。木本と長澤は、先述した絶対固定メンバーのうち、丸山、中谷、稲垣の代わりを務めることができる選手であり、早い段階でチーム戦術を理解できるかは、重要なポイントいなってくる。