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「今の若い人は、生きるのがヘタね」木久扇師匠が語る「愛されるコツ」は“人生を軽く考える”

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新R25

社会で働いていると、「人から愛されること」の重要性に気づきます。 愛されているから、仕事で指名される。愛されているから、先輩に相談をしやすい。 社会のなかでの「愛され力」は、そのまま「働きやすさ」に直結するといっても過言ではありません。誰からもあまり嫌われず、人から愛されて働きたい。みんなそう思っているのでは? そんなふうに「みんなから愛されている人」として、筆者の頭に真っ先に浮かんだのは、林家木久扇師匠。そう、長寿TV番組『笑点』の黄色い着物でおなじみの落語家です。 あいさつは明るく、大喜利をすれば突飛な答えを繰り出す「おバカキャラ」として知られる木久扇師匠。笑点に出演して50年。長きに渡って、お客さんとメンバーから愛されてきました。 そんな木久扇師匠は今年、ご自身の人生訓をまとめた初の生き方指南本『イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば』(文春新書)を刊行。高座生活60年の節目に書き上げられた本には、若者にとっても生きるヒントとなる言葉がちりばめられていました。 本に感銘を受けた編集部は、師匠に「愛されキャラ」になるためのインタビューを依頼。大喜利みたいにとぼけられたらどうしよう…という我々の不安をよそに、師匠は自ら考えた数々の「愛されるための作戦」を語ってくれました。 実はとっても知略家な師匠の「愛されキャラになる方法」を、どうぞお楽しみください。 〈聞き手=いぬいはやと〉

「まわりから愛されるのは、“素早い”人ですよ」

木久扇師匠さん: あー、もしもし! 聞こえていますか? いぬい: 師匠! 本日は「愛されキャラ」である師匠の秘密に迫っていきたいと思います。よろしくお願いします! 木久扇師匠さん: はい、よろしくお願いします。 いぬい: 師匠は、2019年に「笑点出演50周年」を迎えられました。その50年間、ずーっと老若男女から愛されてきた印象があります。 僕も小学生くらいから笑点を見ていて、当時も木久扇師匠(当時は木久蔵師匠)のことが好きで… 木久扇師匠さん: 確かに、小さいお子さんからのファンレターもたくさんいただきますね。この間は3歳の子から届きまして。 いぬい: 3歳からのファンレターですか!? 木久扇師匠さん: もちろん、文章はお母さんが書いてくれてね。お子さんはひらがなで「き」と一文字。黄色の「き」なんですね。 いぬい: そんなふうに老若男女から愛されている師匠ですが、ズバリ「人から愛される方法」とはなんだと思いますか? 木久扇師匠さん: そうですね…とはいえ、一朝一夕で愛されるのは難しいですよ。人は簡単に性格を作ることなんてできないですからね。 でもあえて言うなら、私は「愛されるということは“素早い”ことだ」と思ってます。 いぬい: 素早いこと…? 木久扇師匠さん: 例えば、遠方で落語会を開いてもらったとするでしょう。弟子にいつも言っているのは、必ず帰りの飛行機の中でお礼の手紙を書きなさい、ということなんです。 いぬい: 帰りの道中で手紙を…! 木久扇師匠さん: 落語会を開くのって、大変なんですよ。僕たちのためにそんな大変な思いをしてくれた主催者の方に、すぐお礼を送るんです。 切手はいつも持ち歩いておいて、機内で絵葉書をもらって書く。飛行機の中なんて暇だから、すぐに取りかかれるでしょう。 いぬい: 素早いですね… 木久扇師匠さん: もちろん早いだけじゃだめですよ。形式的なお礼ではなく、していただいたことに対する、気の利いた一言を返す。何をしたら相手が喜ぶのか、考えるのが大切です。 おいしいわさび漬けをいただいたら、「わさび漬けを普段食べることは少なかったけど、試しに朝に食べるとさっぱりして気持ちがよかったです」とかね。 そうすれば、「あの子は気が利く子だから」と愛してもらえる。その人が仕方なくやってるのか、相手のためを思ってやってるのかは、伝わるものですから。 いぬい: なるほど…素早くお礼を伝えることなら、僕らもすぐに始められそうです!

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