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微表情分析でわかる、参院における児玉龍彦氏の答弁と西村厚労相の感情の温度差

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HARBOR BUSINESS Online

 こんにちは。微表情研究家の清水建二です。7月16日(木)に参院予算委員会にて東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏が日本のコロナ禍の現状について参考人として発言されました。  児玉教授の発言の様子を見ていた多くの方が、児玉教授が、日本、特に東京のコロナ感染拡大の懸念及びその防止に向けた対策の緊急性を心の底から訴えている様子を感じたことと思います。本日は、児玉教授及び西村大臣の表情分析を通じ、両者の発言を考察したいと思います。  分析に用いた動画は、『コロナ「東京型」エピセンター発生 「来月は目覆うことに」 国会で専門家が危機感 総力での対策訴える』(FNNプライムオンライン)です。

感情の温度差から推測できる心理

 結論は次の通りです。  児玉教授の表情には恐怖表情が生じているが、西村大臣の表情には情報検索のための表情が生じており、事の重大性について両者の感情に温度差があると考えられます。  児玉名誉教授からは、今すぐにでも感染拡大を防止する積極的な行動に向かいたいという心理が読みとれます。一方、西村大臣からは、積極的な行動を起こす前に疫学的な懸念についてさらなる情報を求めたいという心理が読みとれます。  理由は次の通りです。  最初に、自動表情分析ツール(心Sensor)*を用いて、感情の起伏を観てみます。次のような波形が生じていることがわかります。  ※1 心sensorとは、動画に映る人物の表情を感情認識AIで分析するアプリケーションです。株式会社シーエーシーによって開発された商品です。 詳しくは、シーエーシーのサービス紹介を参照して下さい。  画像下のグラフを見ると、水色と緑の波形が目立っている部分がいくつかあることがわかります。水色の波形は、表情の豊かさを示しており、緑の波形は驚き表情を示しています。  この波形が一番強く生じているところに注目します。表情が豊かあるいは強いということは、感情が強いということを意味し、感情が強いということは、当人物にとって重要な事柄であるということを意味するからです。  すると、本分析動画の中で児玉教授が相対的に重要だと強調している発言は、 「(日本の中にエピセンター*が形成されている)これを国の総力をあげて止めないとニューヨークの二の舞になると懸念している。」 〈*震源地のこと〉 という部分になります。

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