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トランプ米大統領のめいの暴露本、第二審で一転し出版可能に 守秘義務契約が焦点に

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BBC News

米ニューヨーク州の裁判所は1日、ドナルド・トランプ大統領のめいのメアリ・トランプ氏による暴露本の出版を認める判決を言い渡した。この本をめぐっては、トランプ大統領の末弟ロバート・トランプ氏が、出版差し止めを裁判所に要請。6月30日の第一審では一時差し止めが認められたものの、第二審で覆った。 控訴審判決は、出版社のサイモン&シュスターはメアリー氏の秘密保持契約には縛られないと判断を示した。また、秘密保持契約そのものも、契約当時は民間人だったドナルド・トランプ氏が今では大統領になり、再選を目指している事情を鑑み、無効と判断される可能性があると指摘した。 秘密保持契約に関する審理は、7月10日に予定とされている。 メアリ氏は、トランプ大統領の兄フレッド・トランプ・ジュニア氏の娘。トランプ一家に関する著書「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man」(多すぎる、いつも足りない:いかに私の家族が世界で最も危険な男を作り出したか)は、7月28日に発売予定。 ただしメアリ氏は、1981年に亡くなった父の遺産をめぐる係争で、2001年にトランプ一家と秘密保持契約を結んでいるため、出版されない可能性は依然として残されている。 トランプ大統領は6月、メアリ氏が秘密保持契約に違反していると、米オンラインメディアAxiosで発言。「彼女は本を書くことを認められていない」、「あの秘密保持契約はすべてが対象で、非常に強力なものだ」と述べている。 メアリ氏の著書の内容は?  共和党は8月に全国大会を控えており、トランプ大統領は大統領選への推薦を受ける予定。 一方で、トランプ一族の「トラウマ、破壊的な人間関係、ネグレクトと虐待の悲惨な組み合わせによる悪夢」を明かす内容だというメアリ氏の著書は、この全国大会の数週間前に発売されることになっていた。 また、オンライン書店に掲載された説明によると、メアリ氏は自分の叔父がいかに「世界の健康や経済の安全、社会構造そのものを脅かす存在になったのか」を書いているという。 報道によると、メアリ氏はかつて一族に関する秘密文書を米紙ニューヨーク・タイムズに提供し、これがトランプ大統領の個人資産をめぐる報道につながった。 ニューヨーク・タイムズは2018年10月、トランプ氏が「詐欺の手口で」両親の脱税を手伝っていたことや、現在の価値で4億1300万ドル(約470億円)以上を父親から受け取っていたことを報じた。 この記事はその後、優れた報道に贈られるピュリッツァー賞を受賞した。 ホワイトハウスやトランプ氏の弁護士は、疑惑を否定している。 メアリ氏の著書発行元サイモン&シュスターは、ジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が在任中のことを書いた回顧録の出版も手がけている。 「The Room Where It Happened」(それが起きた部屋)という題の回顧録は6月23日に発売された。トランプ大統領が大統領再選を目的に、中国の習近平国家主席の支援を「取り付けようとした」ことなどが書かれている。 この本についてもトランプ政権は出版差し止めを求めていたが、ワシントン連邦地裁はこれを退けている。 (英語記事 Judge blocks tell-all by Trump niece - for now / Judge gives go-ahead to tell-all Trump book)

(c) BBC News