コロナ中和抗体薬廃棄へ 厚労省方針、有識者会議が了承
厚生労働省は24日、国が確保して保管してきた新型コロナウイルス感染症の中和抗体薬、約162万人分を廃棄する方針を、有識者会議に示した。飲み薬などの抗ウイルス薬は、不測の事態に備えて保管を続け、使用期限を迎えたものから廃棄する。いずれも了承された。 同省によると、廃棄する中和抗体薬は、中外製薬の「ロナプリーブ」、英グラクソ・スミスクラインの「ゼビュディ」、英アストラゼネカの「エバシェルド」。それぞれ6月末時点で約124万人分、約27万人分、約11万人分が残っていた。