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台風10号 猛烈な勢力に発達へ 6日奄美最接近か

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南日本新聞

 気象庁は3日、日本の南の海域を進む強い台風10号が、4日に「非常に強い」、5日には中心気圧915ヘクトパスカル、最大風速55メートルの「猛烈」な勢力に発達し、特別警報級の勢力を維持したまま、6日から7日にかけて奄美地方から鹿児島県本土に接近または上陸する恐れがある、と発表した。10号は3日午後9時現在、時速約15キロで西北西に進んだ。中心気圧は955ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートル。 【写真】台風10号 猛烈な勢力に発達へ 6日奄美最接近か

 同庁の杉本悟史主任予報官は「記録的な大雨や暴風、高波、高潮となる恐れがあり、最大級の警戒が必要。接近する地域では4日までに備えを終えてほしい」と呼び掛けた。  2013年8月に運用が始まった特別警報の発表指標は、5000人以上の死者・行方不明者が出た「伊勢湾台風」(1959年9月)級の中心気圧930ヘクトパスカル以下または最大風速50メートル以上。ただし、沖縄、奄美地方は910ヘクトパスカル以下、または最大風速60メートル以上になっている。  93年の8・6水害後の9月3日に930ヘクトパスカルの勢力で薩摩半島南部に上陸した台風13号は、県内の死者33人を含む全国で死者・行方不明者48人、負傷者396人に上る災害となった。上陸した台風では91年以降国内最大の風速50メートルを記録した。  45年9月17日に916.1ヘクトパスカルで枕崎市付近に上陸した枕崎台風は、全国で死者、行方不明者が3700人以上に上った。

 今年8月の日本の南海上は、記録的な高温で海面水温が沖縄の東で30.7度と平年より2.1度高く、過去最高を記録。そのため温められた海水は大量の水蒸気となり、上昇気流に乗って積乱雲が次々に生まれ、勢力が強まる条件となっている。また、10号の進路で吹く風は、下層(高度1500メートル付近)、上層(1万メートル以上)で共に強さ、方向が似通い、強い上昇気流が生まれやすく勢力が衰えにくいとされる。

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