大阪府・吉村知事が定例会見5月19日(全文3)まだ解除を議論できる状況ではない
今後、解除の議論はすべきだと考えているのか
関西テレビ放送:すみません、最後に。基準を今議論できる段階にはないということですけれども、第3波では一応、感染者数と重症病床使用率、この2点に、かつ、またはという議論はありましたけど、着目されてましたけど、今回はじゃあそういう基準を作る、作って、今後、解除の議論はされていくべきだとお考えでしょうか。あるいはゼロベースで、全部なしで、もう一度考え直すべきなのか、その点だけ教えてください。 吉村:まずステージ、尾身会長もおっしゃっているとおり、これは緊急事態宣言を解除するかどうかは最後は国が決めることですけれども、ステージ3から2に向かっているところが、いわゆる1つの解除基準のポイントだとおっしゃっています。じゃあステージ3ってどこなの、ステージ2ってどこなのといえば、大阪で言うと日々の感染者数がステージ4から3の間が300人、314人、そしてステージ3から2が188人、200人とかそのぐらいのレベルが尾身会長が考えている解除基準の新規陽性者の数です。 今、大阪はどうかというと、つい最近まで1000人とか1200人とかになっていて、今はなんとか少し下降傾向にありますが、ただ今後増えてくるかどうかもなかなか分からない、横ばいになるかも分からないという状況で、今現在でも600人を平均しても超えているような数字なので、まだまだこの解除基準をどうするかというような議論に入れるような状況ではないと思っています。 病床使用率も、50%、ステージ4から3は50%、ステージ3から2は25%ですけれど、実質100%な状況ですので、今、大阪はまだまだ、そういった議論ができる状況にはないというふうに思っていますし、そういった状況にない中で、そういった議論を持ち出すことはミスリードにつながりかねないと思っていますので、今やるつもりはないです。
7月末までの完了が難しい自治体があることへの受け止めを
司会:いいですか。じゃあほかの方、お願いします。今、手あがった方。はい、後ろ。 産経新聞:産経新聞の尾崎です。まず大規模接種会場のことで伺いたいんですけれども、知事が冒頭おっしゃっていた中で、大規模接種センターをつくって、市町村の役割を補完しながらも、65歳以上の接種、完了できるようにというところで、現状、確か4自治体が7月末までは難しいという話を以前されていたと思うんですけど、それが変わっていないかというのの確認と、実際まだ現時点で難しいという自治体が府内にあるということへの受け止めをお願いします。 吉村:これはその後ちょっと新しい最新の報告は受けていませんけれども、4自治体、現状分かりますかね。僕が受けた最新の報告ではそういう状況でしたけれども。 A:現時点では、4自治体のままでございます。 吉村:の、ということです。なので、そこは最後は自治体の判断ということになると思いますけれども、大きな国の方向性でもありますし、何ができないかということを考えたときに、やっぱりキャパの問題だと思いますから、じゃあ大阪府でキャパをつくるということで、今回、大規模接種会場をやるわけです。 2000人から3000人。当初は2000人ですけど、1日。そして対象は65歳以上の高齢者の方を対象にして運営を始めていきますので、ぜひ、なかなか接種がずいぶん先になるねという方は、大阪府の接種会場であったり、あるいは国の接種会場をご利用いただけたらと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見5月19日 全文4に続く