USJから福井の小学生に「クリスマスプレゼント」 関係者の目に留まり、憧れのコンシェルジュと対談へ
福井県鯖江市が市内小中学生の夢を応援するプロジェクトの一環で、市内の小学校に通う木原愛梨さんが来年1月にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を訪れ、憧れの案内役「パーク・コンシェルジュ」と対談することになった。10月にテーマパーク勤務経験者から接客の心得を学んだことを伝えた本紙記事がUSJ関係者の目に留まり、市に協力の連絡があった。木原さんは「いろんな話が聞けると思うと、わくわくする」と期待に胸を膨らませている。 木原さんは9月に行われた市のプロジェクト「ドリーム・チャレンジ(ドリチャレ)」のプレゼンコンテストで、USJの従業員の約1%しかいないパーク・コンシェルジュになって多くの人を笑顔にしたいと発表。USJでの職場体験も希望し、応援したい夢の一つに選ばれた。 10月には、テーマパーク勤務経験者から案内役の仕事や接客の心得について学んだ。講義の様子を伝えた本紙記事にUSJを運営する合同会社「ユー・エス・ジェイ」の担当者が興味を示し、ドリチャレに協力したいと市に連絡があったという。 木原さんは当初、一般客としてUSJを訪れ、パーク・コンシェルジュに話しかける予定だったが、1月7日に対談するほか、園内を一緒に回って仕事の様子を間近で見たり、記念撮影したりできる見込みだ。 木原さんは「クリスマスプレゼントみたい」と喜び、「パーク・コンシェルジュに必要なことや、やりがいについて聞いてみたい」と心待ちにしている。 母の裕美さんも関係者の協力に感謝し、「自分の目標に向かっていける貴重な機会」と娘の背中を押す。木原さんは1日のスケジュールや昼食など仕事の裏側にも興味を持っており、「今回の訪問でいろんなことを学んでパーク・コンシェルジュになるために役立てたい」と夢への思いを強くしている。
福井新聞社