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Netflixで大人気、「タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!」にセレブもハマる理由。

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VOGUE JAPAN

新型コロナウイルスによるパンデミックの渦中、Netflixで配信中の「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」が驚異の視聴者数を記録している。アメリカでは配信開始から10日間で3430万人が視聴し、最もツイートされたテレビ番組となった。ジャレッド・レトらが破天荒な主人公に扮し、そっくりコーデ写真をSNSに投稿するなど、ハリウッドスターをも本作が魅力する理由を探った。

トラよりも怖いのは人間のエゴ。あまりの滑稽さに脱帽。

アメリカを中心に爆発的人気を記録しているのが、Netflixの犯罪記録ドキュメンタリーシリーズ「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」。主人公は2018年に2件の依頼殺人と、野生生物に関する法令違反など17の罪で逮捕された後、懲役22年の判決が下され、現在服役中の“ジョー・エキゾチック”ことジョゼフ・マルドナド=パッセージ。オクラホマ州の私設動物園の創始者で、裏ではトラを繁殖させて売りさばくタイガービジネスで成功を収めるも、エゴと嫉妬にまみれ、狂気へと駆り立てられる犯罪者へと変貌していく人物だ。といっても、最初から様子がおかしいのは誰の目にも明らかだが……。 本作の大ヒットには、今世界が置かれている状況が大きく影響していることは間違いない。新型コロナウイルスの影響で欧米の多くの都市に外出禁止令が出され、人々が自宅で過ごすことを余儀なくされた後の3月20日に配信スタートという絶妙なタイミング。世界が見えない敵と恐怖と必死に戦っているときに、我々の日常からあまりにも逸脱しすぎたフィクションにしか見えない実話は、ウイルスの恐怖を束の間だが和らげてくれたのだ。そして、イッキ見を終えた後に必ず誰かに伝えたくなる「うさんくささ」。今作を観た後、人々はSNSに飛びつき次々と感想を発信。自宅隔離で孤独を感じていた人々の間に「絆」が生まれ、「一人じゃない」という一体感を感じさせたのだ。 不穏な世の中に不思議な「絆」を生んだドラマの主たる舞台は、オクラホマ州のトラ動物園「G.W. 動物園」。ジョー・エキゾチックは来園客相手にショーやトラとの記念撮影を行うなどしてトラの魅力をアピールしていたが、実はその裏で成長しすぎたり、ショーに出演できなくなった用済みのトラを殺処分したり、200頭以上のトラを窮屈なゲージに閉じ込めたりと、明らかな動物虐待を行っていた。

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