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「おぞましい」転落を乗り越え、ソックが2回戦へ [テニス]

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 今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の本戦2日目は、男女シングルス1回戦が行われた。 フレンチ・オープン2020|トーナメント表  ジャック・ソック(アメリカ)が世界ランク8位だったのは、それほど前のことではない。それから彼自身が「おぞましい」と呼んだ一連の成績を経験し、グランドスラム大会でふたたび勝つことができるのかどうかについて疑いを抱くようになった。  現在28歳のソックは、自分のテニスにふたたびギアが入ったと感じている。彼はこの日、2016年以来となるフレンチ・オープン本戦での勝利でそれを証明した。予選を勝ち上がった彼を待っている次のもの、それは第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)に対する厳しいテストだ。ティームはここ2年連続でロラン・ギャロスで準優勝しており、先のUSオープンで優勝したばかりだ。 「トップ10からまったく試合に勝てない状況に落ち込み、人生で初めてコートで自分に自信が持てなくなる。それは開眼させられる出来事だったと思う」と世界310位のソックは同36位で同胞のライリー・オペルカ(アメリカ)を6-4 6-4 6-3のストレートで下したあとにコメントした。  反対にそう簡単にいかなかったテニス・サングレン(アメリカ)はロラン・ギャロスの新しい照明の下、夜の11時過ぎに終わった試合で第29シードのホベルト・ホルカシュ(ポーランド)を4時間半かけて7-5 2-6 4-6 7-6(1) 11-9で倒した。  サングレンはそのキャリアを通し、これまでパリでは3戦全敗だった。この勝利で彼は2回戦に進出した7人目のアメリカ人となっており、これは9人が2回戦に進んだ1996年以降でもっとも多い数字だ。昨年の同大会では、初戦を突破したアメリカ人選手はたったひとりだけだった。1回戦が完了する火曜日の結果次第では、ここにさらに3人が加わる可能性もある。 「僕はこれまでずっと自信のある選手だったと言っていいと思う。自分がいいプレーをしさえすれば、世界の誰とも張り合えると感じている」とソックはビッグサーバーのオペルカのサービスゲームを5度ブレークした試合のあとに語った。 「コートに出ていって試合をプレーするのに自分のショットを信じ切れないこととは、まったく別の感覚だよ。そんな感じだったら、どこで誰とやっても勝てないよ」  年末のATPファイナルズで準決勝に進出した2017年11月にキャリア最高ランキングを経験したあと、ソックは2018年に9勝22敗と低迷し、故障に苦しんだ2019年には1勝4敗と落ち込んだ。昨年の11月までに彼はATPランキング自体から姿を消し、2月までランキングすら持っていなかった。  ふたたび力をつけて幾分でも自信を取り戻す手助けをしてくれたことについて、ソックはコーチのアレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)の功績を称えた。 「彼は、『お前はそのレベルにいた。お前はそういうプレーヤーだ。お前はそのプレーヤーなんだ。それがただなくなってしまうということはない』ということを、頭の中に何度も叩き込んでくる。そう繰り返されたことでメンタル的に頭の中の状態がよくなり、それらすべてが合わさってふたたびコートで自信を感じられるようになったんだ」と彼は説明した。 「僕はもしかすると、これまでになかったほど調子がいいかもしれないよ」  ティームは月曜日に2014年USオープン優勝者のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 6-3 6-3で下し、2回戦に駒を進めた。 「彼がクレーコートでかなりいいってことは聞いたよ。数週間前、ニューヨークでまあまあいいプレーをしたってこともね」とソックはティームについてジョークを言った。 「グランドスラムで最初のタイトルを獲って、彼は恐らく人生最高のテニスをプレーしているところなんだろう。僕だって自分がいいプレーヤーだと思っているよ。自分のパターン、自分のテニスに集中するつもりだ。そしていくつかのポイントで主導権を握り、試合をコントロールする時間帯を作れるように頑張ってみるよ」とソックは次戦を見据えた。 「もし彼のほうがこちらを走り回らせてポイントをコントロールしてくるようであれば、なかなか難しい日になるだろうけどね」(APライター◎ハワード・フェンドリック&ジョン・レスター/構成◎テニスマガジン)

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