アイスへの切り替えは気温19℃が目安? 「アイス/ホット」と気温の関係
5月中旬の“梅雨の先取り”のような雨がちだった日々が過ぎ、全国各地で25℃を超える夏日が到来しています。そんな時季に口にしたくなるのは、アイスコーヒーなどの冷たい飲み物です。 「ホットからアイスへの切り替え」は、気温が何度のときなのか。今年2月から5月にかけての特定日12日間の昼間(11~15時)、ウェザーニュースアプリの利用者に「今飲みたいものは『ホット』か『アイス』か」を聞き取り、回答時の外気温との相関を分析しました。 5万件を超える回答総数のなかから「通年ホットまたはアイスを飲む」という回答を除外して、集計しています。
アイス率は19℃で過半数、夏日で80%まで上昇
利用者からの回答と実際の気温を照らし合わせてみたところ、気温が18℃以下だとホット、気温が19℃以上になるとアイスが優勢になるという結果に。気温19℃がホットからアイスへの切り替えポイントといえそうです。 気温12℃で20%だったアイス率は気温の上昇とともに増え続け、気温25℃の夏日になると、80%近くまで達しています。
飲み物と天気の関係は?
実際に「アイス」の飲み物が飲みたくなるのは、どんな気象条件の日なのでしょうか。アイスコーヒーの売れ行きをもとに、コンビニエンスストア大手のファミリーマート FF・スイーツ部のコーヒー担当に解説して頂きました。 「ホットコーヒーに比べてアイスコーヒーがよく売れる気象条件は『気温が高い』『湿度が高い』『晴れ』の3点です。 この中で最も重視するのは気温です。最高気温が25℃を上回るタイミングがホットコーヒーよりアイスコーヒーが優勢となる目安とみています。例年だと、だいたいゴールデンウィーク頃になります。 さらに、グンと暑くなる日のように、前日との温度差が大きいこともアイス率が伸びる要因になります」(ファミリーマート FF・スイーツ部 コーヒー担当)
アイスコーヒーの売れ行きは3つの条件が揃う日が多くなる、梅雨明けの時季に大きく伸びるそうです。 「S・Mサイズと比較してLサイズの売れ行きは、最も暑い時季に大きく伸長します」(同) アイスコーヒーは、梅雨明けから8月のお盆のあたりまでが、1年中でもっとも売れる時期だそうです。