【菊花賞】コントレイルは能力値、最高値ともに1位 穴はサトノインプレッサ
能力値4~5位の馬の評価は?
【能力値4位 ガロアクリーク】 スプリングSでは鋭い末脚でヴェルトライゼンデを撃破。皐月賞でも3着と好走したが、キメラヴェリテが緩みないペースでレースを引っ張ったことで、先行馬がバテてそれらを差したもの。それでもコントレイル、サリオスに次ぐ上がり3Fを記録したように、中距離戦での末脚は一閃している。ただ、その末脚が芝3000mでも使えるかが問題だ。 前走のセントライト記念では先行して3着と悪くはないが、最後に甘さを見せたあたりに、距離延長への不安を残す形となった。もちろん、前走はスタミナが不足する休養明けで、馬場悪化の影響もあったと見ているが、今回も同じように勝ちに行く競馬をすると苦しい感が拭えない。しかし、脚をタメて後半に特化させる競馬なら通用の余地がある。ペースが速くなると、追走に脚を使ってしまうことになるので、スローペースで脚をタメる競馬が理想だ。 【能力値5位 サトノフラッグ】 重馬場で時計を要した弥生賞ディープインパクト記念を優勝し、クラシック戦線に名乗りをあげた馬。弥生賞は3コーナー手前で中団の外からじわっと動き、4コーナーではほぼ馬なりで先頭列2番手まで進出。直線序盤で抜け出して優勝と、持久力のあるところを見せた。 その後の皐月賞、日本ダービーは待機策で瞬発力を生かそうとして伸びきれなかったが、前走のセントライト記念では弥生賞の時と同じように、早めに進出したことで2着と結果を残した。これは休養期間中にしっかり成長していること、現状では瞬発力よりも持久力を生かしたほうが好走できることを証明した価値のある2着。菊花賞に向いている馬と言えそうだ。 【能力値5位 ロバートソンキー】 キャリア4戦目の前走、神戸新聞杯で14番人気ながら3着と激走し、菊花賞出走権を獲得。追加登録しての出走である。前走内容からも、ここにきて大きく成長していることを示しており、今後も上昇が楽しみな馬ではある。 ただし、前走はスタート後に挟まれるような形で、中団よりもやや後方からレースを進めざるを得なかった。勝ちに行かずに脚をタメたことで、4コーナーで抜群の手応えでコントレイルの直後を取れて、そこからコントレイルを追いかけるような内容での3着だった。トップスピードの非凡さは証明したが、スタミナがさらに問われる菊花賞となると微妙な感がある。