仲野太賀と忽那汐里。〈MPC × TTTMSW〉を着た2人が語る、旅のこと。
俳優の仲野太賀さんが、写真家の阿部裕介さん、テレビディレクターの上出遼平さんと共にあるユニットを結成した。その名も、「MIDNIGHT PIZZA CLUB」(通称、MPC)。なんでも、世界各地の秘境へ赴きロングトレイルを楽しむトリオらしいのだけれど、この度、彼らのネパール旅の模様をまとめた本『MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY』が刊行されることに。それに伴い、ファッションブランド〈TTTMSW〉との3種類のコラボアイテムも完成した。発売にあたって仲野さんと共に着用モデルを務めたのは、俳優の忽那汐里さん。10代の頃から親交のある2人が、この日の撮影を振り返りながら、互いのライフワークである旅の話に花を咲かせた。 【記事中の画像をすべて見る】
【仲野さん衣装】 Tシャツ¥12,100(MPC × TTTMSW)/パーカー*参考商品(エビセンスケートボード)03-6427-7740/サングラス¥33,770(オークリー|ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)0120-990-307/その他*スタイリスト私物 【忽那さん衣装】Tシャツ¥12,100(MPC × TTTMSW)/中に着たTシャツ¥8,800、パンツ¥11,000(共にネオバ)080-6627-4449/シューズ¥28,600(イエロ)03-6804-8415/ビーニー¥3,850(カメレオン ウェア ハウス)03-3478-4778/その他*スタイリスト私物 仲野:今日はありがとう!撮影はどうだった? 忽那:ただただ楽しかったなあ。アイテムはもちろん、少し攻めたスタイリングが可愛かった。MPCにちなんで、手を小麦粉だらけにしながら生地をこねたり、ピザを食べたりしながら撮影するのも面白かったし。 仲野:こんな撮影なかなかないよね(笑)。汐里は10代の頃からの長い付き合いだし、コラボレーションした〈TTTMSW〉のデザイナーの玉ちゃん(玉田翔太さん)も10年来の友人。信頼できるスタッフさんも含めて、僕としては、大好きな人たちと一緒に仕事ができてとっても幸せでした。 忽那:こちらこそ、光栄だった。そもそも最初に知り合った時って、まだお互いに15歳くらいだったよね。 仲野:そうそう。『半分の月がのぼる空』っていう、汐里と池松(壮亮)くんが主演の映画を機に会ったのが最初だったと思う。僕は劇団員Bっていう役で、ほんのちょっとだけ出ていて。 忽那:私は俳優の仕事を始めて、まだ2作目だった。その時、ティガー(※仲野さんの愛称)も私もフィルムカメラを持ってきていて、現場でその話をしたのはすごく覚えている。 仲野:ああ、そうだったね。映画とか音楽の趣味も近くて、自然と話すようになった気がする。でもより仲良くなったのは、20歳を超えてからじゃない? 忽那:うん。共通の友人もできて、みんなでお酒を飲むようになってから、さらに遊ぶようになったかも。 仲野:いつものメンバーで一緒に旅行することもあるよね。日程だけ決めて、参加できる人だけ参加するスタイルで。2022年には南アフリカにも行ったし。 忽那:行事ごととか年末年始もだいたい一緒に過ごしてる(笑)。お互いに気が合って、旅行にも行けるようなコミュニティって、つくづく珍しいなって思う。 仲野:でも汐里は連絡すると、だいたい日本にいない(笑)。ある時はベルリンにいたり、ある時はロンドンにいたりで、いつも見覚えのない景色を背景にした写真を送ってくれて。 忽那:そうかも!自分の知らない土地に行くと、思ってもみなかった出会いが待っているし、そこからさらに繋がりが広がっていくのが面白くて。だからちょっとでも時間が空いたらすぐに他の国に行きたくなるんだよね。 仲野:そのフットワークの軽さには僕も影響を受けているかも。だから旅をきっかけに始まった今回の企画のモデルとして、汐里はまさにピッタリだったんです。