青山修子/柴原瑛菜ペア 全豪OP準決勝敗退、フルセット負けでGS初の決勝ならず<女子テニス>
全豪オープン
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、女子ダブルス準決勝が行われ、第2シードの青山修子/柴原瑛菜組はA・ダニリナ(カザフスタン)/ B・ハダッド=マイア(ブラジル)組に4-6,7-5,4-6のフルセットで敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。 【青山修子/柴原瑛菜組、写真で振り返る2021年】 四大大会初のタイトル獲得を目指す青山と柴原のペアはこの試合の第1セット、第3ゲームで青山のサービスを破られると、シングルスで世界ランク83位のハダッド=マイアのストロークに苦戦。それでも第4ゲームではダニリナのサービスゲームでブレークバックすると、その後は互いにキープが続き終盤へ。迎えた第8ゲームでは3ポイントを連取し0-40と絶好のブレークチャンスを握るも、そこから5ポイントを連取されキープされる。すると、直後の第9ゲームではミスを重ねてブレークを許し、先行を許した。 後がなくなった第2セットでも相手ペアの勢いを止められなかった青山/柴原組は、第3ゲームで青山のサービスをブレークされ崖っぷちに追い込まれる。その後もハダッド=マイアの強烈なストロークを中心に押し込まれるが、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームで土壇場のブレークバックに成功。続く第12ゲームでもブレークを奪いセットカウント1-1に追いついた。 第2セット終了後に両ペアはトイレット・ブレイクを取得し仕切り直しとなったファイナルセット、第1ゲームでは柴原のフォアハンドウィナーが決まりサービスゲームのキープをするも、第3ゲームで柴原のボレーミスなどで先行されると、最後は青山が痛恨のダブルフォルトを犯し先にブレークされる。そこからは挽回することができないまま2時間20分で力尽きた。 青山と柴原はペアとしてグランドスラム8大会目の出場だったものの、初となる決勝への切符を勝ち取ることはできなかった。 勝利したダニリナ/ハダッド=マイア組は決勝で第1シードのB・クレチコバ(チェコ)/ K・シニアコバ(チェコ)組と第3シードのV・クデルメトバ(ロシア)/ E・メルテンス(ベルギー)組のどちらかと対戦する。