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江戸期僧修行の洞窟へ遊歩道 上市、住民が整備進める

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北日本新聞

■白萩西部自治会 歴史や観光 発信  江戸末期に眼目山立山寺(がんもくざんりゅうせんじ)(上市町眼目(さっか))で活躍した鶴仙(かくせん)和尚が修行したとされる同町西種の洞窟に気軽にアクセスしてもらおうと、同町の白萩西部自治振興会(平井敏廣会長)が遊歩道の整備を進めている。古里の歴史を伝え、観光資源としても発信する。(井波光雄)  元富山市埋蔵文化財センター所長の藤田富士夫さん(上市町極楽寺)によると、鶴仙和尚は立山寺の上席和尚を務め、1866(慶応2)年に36歳で亡くなった。亡くなるまでの数年間は洞窟で修行したとされる。  洞窟は凝灰岩で、内部には四角い岩の壁面に彫られた如来像がある。石工が彫った像ではなく、和尚自身が修行中に彫った可能性があるという。  洞窟がある山林は西種出身の平井会長が所有しており、洞窟は手つかずの状態となっていた。林道から急な斜面を登る必要があるため、白萩西部自治振興会の住民が樹木の伐採や除草を行い、階段を取り付ける作業を進めている。10日ごろまでに完成させる。今後、洞窟の歴史を記す案内板も取り付けることにしている。

 同会は本年度、洞窟を調査。洞窟のそばに鶴仙和尚の供養塔があり、刻まれた文から、和尚は同寺の31代目の住職の弟子を志して、修行していたことが分かった。  平井会長は「遊歩道を整備し、若い人たちに古里の歴史に触れてもらいたい」としている。

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