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肥満気味の人に「こうや豆腐パウダー」 機能性表示で9月発売へ

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日本食糧新聞

みすずコーポレーションは、こうや豆腐に含まれるタンパク質の一種、大豆ベータコングリシニンの機能性表示について消費者庁に届け出を行い、受理された。表示内容は肥満気味の人のBMI低下と、高めの血中中性脂肪値を低下させる機能。登録商品名は「こうや豆腐パウダー」で、粉末状の家庭用こうや豆腐製品として9月に発売する予定だ。 同社は「『こうや豆腐が体に良い』というイメージは伝統食品として親しまれる中で築かれてきたが、具体性に乏しかった」とし、「こうや豆腐自体が持つ機能性を明確に表示することで、家庭用や業務用、機能性表示食品の原料素材など、幅広いニーズを開拓したい」構えだ。 大豆ベータコングリシニンは、摂取した脂肪の分解促進や肝臓内の脂肪酸合成抑制、ふん便への中性脂肪排せつの増大といった作用機序を持つことが確認されている。今回の届け出に当たって同社は、こうしたメカニズムについて査読付きの臨床試験論文を広く調査し、研究レビューに基づいて科学的な根拠を確立させたとしている。 大豆ベータコングリシニンの定量分析はこれまで、消費者庁の登録試験機関、登録検査機関でできなかったため、同社は近畿大学農学部との共同研究で分析方法を確立。査読付きで論文化し、両者で特許を共同出願している。大豆ベータコングリシニンは熱や発酵などの影響で減少するため、タンパク質の抽出や乾燥などをより丁寧に行い、この成分を安定的に確保する「緩やかな製法」を「こうや豆腐パウダー」に採用する。 「小麦粉や肉の置き換えニーズなどで、同成分由来の機能を手軽に食生活へ取り入れてもらえる」商品の発売で、「まず投入する家庭用はもちろん、『こうや豆腐パウダー』を使った機能性表示食品の開発にもはずみがつく」と同社。「こうや豆腐パウダー」で商品開発を行うメーカーなどには、研究レビューや分析のノウハウ提供、分析の受託なども行う方針だ。 こうや豆腐関連の機能性表示食品は、旭松食品が添付の粉末調味料に難消化性デキストリンを配合した「新あさひ豆腐プラス」を2019年4月に発売、「糖や脂肪の吸収を抑える 小さな新あさひ豆腐」を2020年9月に発売する。

日本食糧新聞社

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