「眠っている猫ちゃんにお布団を掛けるだけの簡単なお仕事です」猫に布団を掛けたい人が殺到! 実は後ろ足を失くした元保護猫でした
「眠っている猫ちゃんにお布団を掛けるだけの簡単なお仕事です」 こんなつぶやきとともに、動画をツイッターに投稿した「犬猫生活 | LINEお友だち数×12円を保護財団へ寄付します!」さん(@inunekoseikatsu)。そこに映っていたのは、お布団を掛けてもらう猫ちゃん! 簡単なお仕事って、もしや求人募集中? 再生回数130万回を超えた話題の動画について、投稿者に聞きました。 【動画】お布団をかけられる猫ちゃんの、可愛い反応を見る
「資格も何もないけどそのお仕事させてください!!」「実働15時間とかでも良いから働きたい…」
お布団を掛けてもらって気持ち良さそうにする猫ちゃんの姿を目にした人たちから「その布団かける仕事僕にさせて下さい」「資格も何もないけどそのお仕事させてください!!」「そのお仕事したい」「私も応募したい 無給でも可」「実働15時間とかでも良いから働きたい…」と、お布団を掛ける仕事に応募が殺到。中には「なんて素晴らしい仕事!お金払うので雇ってください」「研修期間もお金払います」などと、自らお金を払ってまでお布団を掛けたいとの声も上がっています。 動画の猫ちゃんは、エースくんといいます。3歳の男の子です。投稿したのは、殺処分ゼロを目指すペットフード会社「犬猫生活」(代表・佐藤淳)さん。同社のSNS担当社員さんがエースくんの里親さんだとか。ツイートには、エースくんにお布団を掛けたい人たちからたくさんのコメントが寄せられましたが・・・はたして、エースくんにお布団を掛けるお仕事を手伝ってくれる人を募集していたのでしょうか? 投稿しようと思った理由などを、SNS担当社員さんに聞いてみました。
ペットフード会社社員が里親の後ろ足がない元保護猫 仕事中、お布団を掛けてもらっていた?
――話題になった動画ですが、「眠っている猫ちゃんにお布団を掛けるだけの簡単なお仕事」とのこと。投稿しようと思ったのは? 「エースは、後ろ足がないけれど活発でとても甘えん坊な男の子です。会議をしているとほぼ膝に乗りたがり、自分に常に注目してほしいタイプ。ただ自分で膝に乗れないため、会議や仕事に集中して無視していると、足元の書類や段ボールをかみちぎられたり、ズボンに爪を立てられてビリビリになることがよくあり…。 そこでエースの欲求を満たしながら仕事に集中できるよう、ワークスペースの机の上にエース専用ベッドを置いたところ、仕事中はそこですやすや安眠して待つようになりました。そんな安眠するエースがわいくてよく動画を撮るのですが、このときはたまたま梅雨入りして肌寒かったので、タオルをかけたところ反応がかわいくて、これは投稿せねばと思いました」 ――というと、お布団を掛けるお仕事の求人募集をしていたわけではなかったんですね(笑) 「そうです。でも皆さん、眠っている猫ちゃんにお布団を掛けるお仕事に興味をお持ちいただきありがたいです(笑)。コメントが面白くて、一人で読みながらニヤニヤしてしまいました。現在エースのお布団係は人手が足りているのですが、犬猫生活福祉財団にはあったかい家族を待っているわんちゃんや猫ちゃんがおります。そして私たちの財団以外にも、全国にそんな子たちがたくさんいます。よろしければ、そんな子を家族にお迎えし、おうちでお布団を掛けるお仕事に励んでいただける方がいらっしゃればうれしいですね!」 ――エースくんは動画のようにいつもお布団を掛けてもらっているようですね。猫ちゃんにお布団を掛けるコツなどありますか? 「エースは寒い日はお布団をかけるのが日課になっています。本人は、自分に注目してもらえる瞬間なのでいつもコロンッと甘えたような仕草を見せてくれ、そのままぐっすり眠っています。ただお布団は嫌いなねこちゃんも多いかもしれませんので、嫌がる場合はすぐ止めるのが気を付けるポイントでしょうか・・・」 ――猫ちゃんの反応を見ながら、お布団を掛けるのがコツでしょうか・・・ところで、SNS担当社員さんがエースくんをおうちにお迎えしようと思ったのは。 「おそらく生後半年から1歳のころ、『負傷猫』として沖縄の保健所に収容された猫です。いろいろな方に助けられて埼玉県の保護猫カフェ『ねこかつ』さんでケアされた後、里親募集されていました。SNS担当がねこかつさんのSNSでエースを見て、無邪気なかわいさにほれ込んで里親になりました」 ――エースくんは、どんな猫ちゃん? 「エースは天真爛漫でよくおしゃべりしてくれます。鳴き声も単調ではなく、まるでまねしている?と思うように抑揚をつけたりするので、頭がいい子なのかもと家族では褒めたたえています。棒がついた猫じゃらしが大好きで、投げてもってくる遊びをよくせがまれます。遊びたいときはねこじゃらしをくわえて持ってきて、近くでなんどもくわえて落とすを繰り返して圧をかけられますね」