【新型コロナ】横浜で6人死亡、新たに感染確認70人 経路不明は36人
新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は4日、80~90代の男女6人が死亡した、と発表した。10歳未満~90代の男女70人の新たな感染を確認。80~90代の女性2人が中等症で、67人が軽症または無症状、1人の症状が分かっていない。36人の感染経路が不明。 【グラフ】新型コロナ、神奈川の感染状況:特集 市によると、亡くなった6人のうち4人は、いずれもクラスター(感染者集団)が発生した病院や高齢者施設の患者や利用者。このうち80代男性は済生会横浜市南部病院(港南区)に他の疾患で入院中に発熱を発症。1月14日に陽性が判明し、同19日に死亡した。死因は肺がんとみられるという。同病院での死者は9人となった。 一方、1人暮らしの80代男性は2日、自宅で意識がもうろうとしているところを発見され、市内の病院に搬送されたが同日死亡した。検査で陽性が判明したが、感染経路や死因は不明という。 クラスター関連では、2カ所の特別養護老人ホームで新たに3人と1人が感染し、感染者数はそれぞれ54人、22人になった。有料老人ホームでは1人が新たに陽性と判明し、感染者数は23人になった。 ◇ 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(磯子区)は4日、看護師の50代女性が感染していることが確認された、と発表した。3日にPCR検査で陽性が判明した。軽症という。 発症する前日の2月27日に医療局病院経営本部主催の集合研修を受講していたといい、この研修で一緒に食事をした職員1人を濃厚接触者と判断し検査を行っている。
神奈川新聞社