井上尚弥と一緒に大谷翔平投手の試合観戦した大橋秀行会長 「僕にとってまさに黄金の時間でした」
プロボクシング元WBA、WBC世界ミニマム級(47・6キロ以下)王者で、スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥ら5人の世界王者を送り出した大橋ジムの大橋秀行会長は20日、ドジャース・大谷翔平投手の50―50達成(今季51本塁打、51盗塁)の快挙を祝福した。 スポーツ報知の取材に「スゴいことですよ。スゴ過ぎます。地球上の人物とは思えない、もはや地球外生物ですよ」と興奮気味に話した大橋会長。子供の頃から野球が大好きで「漫画の『侍ジャイアンツ』とか見ていたんですが、漫画でも描かれないことが現実になっている。漫画でここまで描くと、しらけてしまう感じがするが、それを現実にやるんだから、スゴいですよね」と前人未到の偉業に驚きを隠せない。これまで、2018年の日本プロスポーツ大賞表彰式など、3度対面しているが「体もデカイが、やることもデカイ。それでいて、謙虚なイメージでしかない」と振り返った。 井上尚弥は全米ボクシング記者協会(BWAA)から2023年年間最優秀選手賞(シュガー・レイ・ロビンソン賞)に選ばれたが、今年6月、米ニューヨークで行われた同賞授賞式を兼ねた夕食会に尚弥とともに出席。その翌日にはヤンキースタジアムで、尚弥と一緒にヤンキース―ドジャース戦を観戦した。「大谷選手がヤンキースタジアムでプレーし、山本投手がヤンキース打線をきりきり舞いさせた(7回無失点)。日本人選手がヤンキースタジアムで活躍するなんて、自分の子供の頃では信じられないことだった。大リーグで次々と記録を塗り替える大谷選手の試合を、ボクシング界で記録を作っている尚弥と一緒に見られたのは、僕にとって、まさに黄金の時間でしたね」と感激の面持ちで振り返っていた。
報知新聞社