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フリーライターがエステ会社と経営者をセクハラと報酬不払いで提訴

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週刊金曜日

 フリーライターの女性Aさん(25歳)が、記事執筆などの報酬不払いに加え仕事中に性的嫌がらせやパワーハラスメントを受けたとして、エステティックサロンなどを経営する(株)アムール(東京都中央区)とその代表取締役日影拓也氏を提訴。不払い分の報酬(約38万円)と慰謝料の合計約588万円を求める訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁(熊谷浩明裁判長)で9月4日に開かれた。  訴状によると昨年3月、Aさんのサイトを通じ日影氏より自社での施術体験記事執筆依頼があり、6回にわたり日影氏の施術を受ける中、同意なく下半身を触られるなどの嫌がらせを受けたという。月額15万円の業務委託契約締結後の8月以降も身体に日影氏の股間を押し付けられるなどしたほか、当初高く評価していた記事も酷評されるようになり、生活や自身の夢のために我慢して働いていたAさんは精神的に追い詰められ、報酬不払いのまま契約終了を余儀なくされた、というものだ。  弁論前日の3日に開かれた記者会見でAさんは「嫌だと感じつつも仕事を続け、結果的にセクハラやパワハラ、報酬不払いを受けることになってしまったことは私自身今でも後悔しています」と述べ、「許可なくプライベートゾーンに触られたら、相手が誰であってもその足で警察に向かうべきだと伝えたい」と、声を震わせながら訴えた。Aさんを支援する労働組合「出版ネッツ」の杉村和美さんは、一番の目的はAさんの損なわれた尊厳を回復することとしたうえで「同時にこの裁判を通じ、どのような就業形態で働く人であっても、ハラスメントに遭うことなく、安心して働ける就業環境のある社会にしていきたい」と主張した。  4日の法廷に姿を見せなかった被告側だが、取材申し込みに日影氏は回答せず、代理人弁護士は「反論は法廷で行なうため法廷外の取材はすべてお断り」と答えた。次回は10月28日の午前10時5分から東京地裁708号法廷の予定だ。 (西村仁美・ルポライター、2020年9月11日号)

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