19歳グラドル・石井優希、波乱万丈なアイドル人生はまさに青春「忙しい日々は当たり前じゃない」
確実に意識が変わった部分
──話を伺っていると、アイドルが本当に好きだということが伝わってきます。 石井 それは間違いないです。なんて言えばいいのかな……。人間、失ってから大事だって気づくことってあるじゃないですか。私の場合、アイドルがまさにそれなんです。レッスンが面倒になるときだってありますよ。今まで何度かグループを辞めていますし。だけど、そのたびに「なんか青春だったな」と思い出して、またやりたくなっちゃう。辞めて時間ができると、「あの忙しい日々は当たり前じゃなかったし、私にとってすごく意味があった時間だったんだな」って。 ──含蓄のある言葉です。 石井 あとはやっぱり復帰を待ってくださるファンの方の存在も大きいです。アイドルがステージで輝けるのは、ファンの方が応援してくれるからこそ。そこはやっぱり大事にしなくちゃいけないと思うんですよね。 ──石井さんにとって3つ目となるグループがFlutter ♭(フラフラ)。「友達がかわちぃ」というTikTok動画を戦略的に使ったことで話題になりました。 石井 私は残念ながらTikTokにあまり出演していなかったんです。加入した経緯を説明すると、前に所属していたmai maiが強制的に解散になってしまい、私としてはまだまだアイドルとして頑張りたかったから志半ばという感じだったんですね。そんなときに声を掛けていただいたんですよ。みんな華やかな子たちばっかりなんです。いかにも陽キャって感じで。その明るいノリに自分が合わせるのが大変でした。 ──石井さんも十分に明るいですけどね。 石井 いやいや、とんでもない! 向こうがキラキラJKなら、私は根暗少女。例えるなら、ヒマワリと月見草ですよ。 ──長嶋茂雄と野村克也でしたか! 石井 私、めっちゃ頑張って合わせていましたから。だけどフラフラにはいい思い出ももちろんあって、自分にとっては初めて歌割をたくさんもらえて、いい場位置に立てたんです。というのもmai maiが解散という話なってから、ひそかに個人でレッスンを受けていたので。アイドルって歌割が多くないと目立てないんですよ。そして歌割を増やすためには、歌が上手になるしかない。意識が変わった部分は確実にあります。 ──素晴らしい考えです。「努力は必ず報われる」という高橋みなみイズムですね。現在はグラビアで大活躍してますから、結果オーライだったのかもしれません。活動のフィールドがマルチに広がっていますが、今後やってみたいことは? 石井 173cm と身長が高いこともあるので、ファッション系のモデルさんをやってみたいです。雑誌の専属モデルとか素敵だなとか思っていて。それとやっぱり……アイドル復帰ですかね。
ENTAME next編集部