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“動物を乱暴に殺す”日本は、世界からこんなに遅れていた…!

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現代ビジネス

「豚は人の目をまっすぐ見つめ平等に見える」

 豚についての有名な実験がある。  簡単なテレビゲームを豚に教えてみると、犬やチンパンジーよりも上手に操作し、毎回成功するというものだ。 【写真】衝撃…女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態  ペンシルバニア州立大学の故スタンリー・カーティス博士が行った実験である。  豚の知能を知るための研究は多数行われており、毎度素晴らしい成績を収めている。  豚はきれい好き――そんなことを聞いたことがある人も多いかもしれないが、事実だ。  豚はスペースさえあればごはんを食べる場所からできるだけ離れた場所に糞をする。つまり衛生的な場所で暮らしたいという欲求を持っている。  泥浴びをする行動には、体温を下げ、外部寄生虫を落とし、心身の健康を保つ効果がある。私たちがお風呂に入ることと同じだが、豚はもう少し賢く、泥のほうがすぐに乾燥しないためより体温維持がしやすいことを知っているという。  あの特徴的な鼻はとても鋭敏かつ頑丈で、地中に隠れたごちそうを掘り起こす。土を掘る行動は豚にとって重要で自然な行動であり、気になればすぐに鼻を使って地面を掘りはじめる。豚同士で挨拶をするときも鼻を使う。  子供を産むときは心地よい巣を作るし、子供にお乳を飲ませているときには、人間がするように子守唄を歌って子豚たちを安心させようとする。  母系の6~30頭程度の群れを作り、行動をともにし、子育てを分担したり、他の豚の子供の面倒を見ることも珍しくはない。  英国のチャーチル元首相が述べた「犬は人を仰ぎ見て、猫は人を見下し、豚は人の目をまっすぐ見つめ平等に見える」は、見事に言い得ているように思う。  しかし、もうずっと長い間、私たち人間はこのすばらしい動物を不当に貶めている。

国内の養豚場で何が起きているのか

 「豚の首を吊ったなど身近な人には知られたくない」――ごく最近まで、ある養豚場で働いていた方の言葉だ。  養豚場では弱って肉用に出荷するまで生きられない豚を農場内で殺処分するが、その養豚場では首吊りという方法を採っていたという。  2020年の今、首吊りのように意識を失うまで時間がかかる方法で豚を殺すという方法は、明らかな動物虐待であり、動物愛護法に違反していると考えられる。  畜産の現場では、動物が苦しみ、そしてそれによって従業員も苦しんでいるのかもしれない。  今、日本の養豚場で何が起きているのだろうか。

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