【大井競馬・アフター5スター賞(11日)】エンテレケイア重賞連勝 吉原寛人騎手「充実期に入っている」
第31回アフター5スター賞・S3は11日、大井競馬場でスプリンター13頭が1200メートルを争った。1番人気のエンテレケイア(吉原寛)が3コーナーで先頭に立ち、追いすがるマックスに1馬身1/4差をつけて優勝。習志野きらっとスプリントに続く重賞連勝を決め、東京盃・Jpn2(10月3日、大井)への優先出走権を獲得した。 エンテレケイアが直線も二枚腰を発揮し、スプリント重賞2連勝を飾った。スタートを決め、ハセノエクスプレスとの併走から3コーナーで先頭へ。直線でマックスが外から迫ると、もうひと伸びして追撃を許さずゴールを駆け抜けた。 前走からコンビを組み、重賞連勝に導いた金沢の吉原寛は「直線は余裕がなく、いっぱいの中でもしぶとく粘って勝ち切ることができた。馬が充実期に入っている」とパートナーをたたえた。 小久保智調教師は「次を見据えたなかではあったが、6歳にしてここまで強くなるかとびっくりしている。次走は東京盃を目指して、しっかり仕上げます」と明言。上昇気流に乗り、JRA勢を迎え撃つ。 ◆エンテレケイア 父アジアエクスプレス、母スターレット(父ブライアンズタイム)。浦和・小久保智厩舎所属の牡6歳。北海道浦河町・谷川牧場の生産。通算36戦8勝(うちJRA8戦1勝)。総獲得賞金は9957万円(うちJRA1370万円)。主な勝ち鞍は24年習志野きらっとスプリント・S2。馬主は小田吉男氏。
報知新聞社