馬毛島で空母艦載機訓練実施へ、施設整備を「着実に実施する」 日米共同声明
日米首脳は23日の共同声明で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設などのほか、西之表市馬毛島について「空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)施設の整備を着実に実施する」と明記した。 【写真】馬毛島の地図
馬毛島は2011年6月の外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書で、FCLP候補地として記された。日米両政府は今年1月の2プラス2で、馬毛島が正式な整備地との認識を共有した。 FCLPは米軍厚木基地(神奈川県)で行われていたが、深刻な騒音被害を受け、1991年から硫黄島(東京都)で暫定実施している。艦載機部隊は厚木基地から米軍岩国基地(山口県)に移駐。米側は恒久的な訓練施設の整備を強く求めており、岩国から1400キロ離れた硫黄島に比べ、約400キロの好立地にある馬毛島が浮上した。自衛隊基地として整備し、米軍が共同使用する計画。
南日本新聞 | 鹿児島