「M-1出ない」発言の準優勝コンビは第2の千鳥になれるか?東京進出成功のカギは意外と“コンビ仲の悪さ”
お笑いコンビ・さや香が、「M-1グランプリ」に今年は出場しないと宣言してから、各テレビ番組で引っ張りだこになっている。
さや香、東京進出で月収125万円突破。全国区でブレイクなるか?
さや香は、「M-1グランプリ」で一昨年に準優勝、昨年は3位という好成績をマークしている実力派コンビ。今年こそは優勝を狙っていると思われていただけに、ファンだけでなくマスコミも驚き、大きなニュースとなった。 そんなさや香だが、今年4月から東京進出を果たし本格的に全国区での売り込みをかけている。9月に入ってから、新山を中心として『ゴッドタン』(テレビ東京系)、『ワイドナショー』(フジテレビ系)、『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)と人気番組に軒並み出演。『ゴッドタン』では、若手芸人が大阪で頑張っても125万円の月収が限界だと暴露したうえで、自分たちは東京進出してすぐに突破したと話し大きく話題になった。 現在、若手芸人ではもっとも注目度の高いさや香だが、果たして東京進出で大ブレイクできるのか? その魅力と可能性に迫っていきたいと思う。
ロケもトークもおもしろい芸人、待望の東京進出
まず、さや香のプロフィールを簡単に紹介する。ネタ作りを行う新山と、ボケもツッコミも行える石井が2014年にコンビを結成。2017年にはじめて「M-1グランプリ」で決勝進出を果たして注目を浴び、準優勝と3位を経験する。 また、2019年に「NHK上方漫才コンテスト」、2020年には毎日放送が開催していた「歌ネタ王決定戦」で優勝するなど、ネタに定評があるコンビとして活躍。劇場では大阪の「よしもと漫才劇場」(マンゲキ)を拠点に、客を呼べる漫才師として確固たる地位を築き上げていく。 テレビでは、『せやねん!』(毎日放送)や『newsおかえり』(ABCテレビ)など、関西の番組で活躍。ロケもトークもおもしろい芸人として関西ではブレイクしているものの、全国区のテレビ番組ではまだ活躍できていなかった。それだけに、ファンからしたら待望の東京進出となり、今後の動き次第では大ブレイクの可能性を秘めているコンビになる。