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秋元才加、ハリウッド進出と結婚に思うこと「ステレオタイプを変えていきたい」

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週刊女性PRIME

 現在公開中の映画『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』に出演している女優・秋元才加が話題だ。カルト的人気を誇る戦争アクション映画の最新作で、そのなかでの彼女の番手はなんと2番手(準主役級)。これにSNSでは「あの『山猫』で? 秋元才加すごい!」「チョイ役かと思ったらむしろ主役を食ってる」など好意的な声が挙がっていた。AKB48時代からメンバーに「男前」「カッコいい」と評されていた彼女がハリウッドでどのように撮影に立ち向かい、何を学んできたのか──。また、私生活では6月20日にラッパーのPUNPEEと結婚したばかり。芽生えた“想い”についても直撃した。(以下、「」内は秋元のコメント) 【写真】インタビューで豊かな表情をみせる秋元才加 * * * 『山猫は眠らない』は、ベテラン狙撃兵のトーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)が極秘任務を遂行する姿を描いた傑作で、秋元の役柄はトーマスの息子で主人公ブランドン・ベケット(チャド・マイケル・コリンズ)と相対する謎の暗殺者ユキ・ミフネだ。 「去年の春頃、『山猫』シリーズで日本人役を探しているという話をいただき、オーディションに参加しました。アメリカまでは行けなかったので動画を送付。なんとか役を勝ち取ることができました。ですが規模が大きすぎる話で撮影が行われたカナダにいた当時はまったく実感がありませんでした。公開情報が解禁になり、周囲から“すごいね”と言われ始めてからようやく“本当に出るんだな”と」

“個”を尊重してくれるハリウッド

 秋元と言えば英語が得意というイメージがあるが、実際は「それは“AKB48の中では”というカッコ付きのことで、実はそれほどでもなかったんです」とのこと。素人考えでは日本人俳優の前に立ちふさがるハリウッドの壁と言えば“英語”という言語の問題かと思われるが、「実はそんなことない」とも話す。 「ハリウッドでは、例えばロシア訛りの英語、中国訛りの英語など、求められる英語も“多様化”されています。私が求められたのは日本人訛りの英語。つまり日本人であることそのものが重要視されており、“本物の”英語じゃないのが逆に良かったりするみたいです」  英語を話す上で参考にしたというのが映画『ブラック・レイン』の高倉健。ハリウッドに出演する異国人の英語で最もNGなのは“しゃべれてる風”であり、それでは様々な国の人が理解できる英語にはならない。一言一言、しっかりゆっくり発音する英語こそが、ワールドワイドに展開する映画には必要なのかもしれないと彼女は語る。  では撮影の様子はどうだったのか。秋元は日本の撮影現場とハリウッドの大きな違いは「ディスカッション文化」ではないかと回顧してくれた。 「監督から、この台本を読んで何が面白くて何が面白くないか教えてくれなど、意見を求められたんです。“あなたもアーティストなんだから”と。もちろん役者は、監督やプロデューサーから求められた芝居をするということは大前提ですが、俳優という職業を、表現者・アーティストとして、とても尊重してくれている印象でしたね。私がハリウッドでは“新人”であるにもかかわらず、です」  年功序列、芸歴の長さが尊重される日本の芸能界。一方で、ひとりの人間の一つの“個性”、そして意見が求められるハリウッドの姿は今後、日本の芸能界が見習うところも多いかもしれない。  だが“個”を尊重されることは彼女のプレッシャーにもなった。意見を言う以上、それをこなさなければならない“責任”を強く感じたからだ。 「アクションに説得力を与えるためにも肉体改造をしたんです。これまではインナーマッスルや体幹を鍛えていたのですが、目に見える外側の筋肉を作っていきました。本当はシガニー・ウィーバーさんぐらい体を作りたかったのですが、自分の評価ではそこまで及ばなかった。これは悔いが残るところですね」  お芝居の参考にしたのは、名作映画『修羅雪姫』の梶芽衣子(かじ・めいこ)。重心が低い芝居で、他のオーバーアクションのアメリカンな芝居との差別化を図った。結果、秋元演じるユキ・ミフネは作中で最も“異質”な存在に。 「ただそこでハリウッドでの課題を感じたのです。つまり、欧米人が求めている日本人像は、侍、忍者、芸者で止まってしまっているということ。“ミフネ”の名前の元になっているであろう三船敏郎さんは素晴らしい俳優さんですが、まだ映画界で“日本人を代表する名前”がそこで定着してしまっているのはやはり違和感がありました。また機会をいただけるなら、日本人のステレオタイプを変えていきたいですね」

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