『はいよろこんで』が総再生回数100億超の大ヒット!こっちのけんと「影響を受けたアーティストは兄・菅田将暉」生田竜聖アナと“有名俳優の弟”対談
『はいよろこんで』バズった理由は「自分に向けて狙って撃った」!?
生田:脱線してしまいましたが、引き続き『はいよろこんで』についてうかがいます。YouTubeの再生回数8800万回を超え、ビルボードのTikTok Weekly Top20では13週チャートインするなど(取材時)大ヒットを記録中ですが、バズる音楽をどう生み出しているのですか? けんと:うわぁ、なるほど。それで言うと、バズるようには作っていなくて。自分の中では、自分がいつまでも好きでいられる曲、もう一つは聴いてくださるみなさまがより楽しめる曲という2軸で考えていたのが、今の時代の言葉に変えると“バズる”っていうのになってる、みたいな感覚ですね。 生田:ここまでみなさんに広まっていったポイントは、どのように思いますか? けんと:いろいろいただいたコメントを見ると、やっぱりちゃんと本音で書いてるっていうのは結構、大事かなとは思っていて。実体験から出た言葉をなんとかリズミカルにする、みたいな。 本音というと、どちらかという暗い印象があると思うんですけど、それをできるだけ明るくしてるというのがポイントといえば、ポイントかもしれないです。 生田:ポップでキャッチーで、一度聴いたら耳から離れなくなるメロディは、楽しげだけれども、メッセージ性はかなり強いという。あえて狙って作られたのでしょうか? けんと:めっちゃ難しいんですけど、自分に向けて狙って撃っているところはあります。外に向かって弓を撃つというより、自分に向かって放つ、みたいな感じで、自分に一番刺さる曲を考えた結果、偶然、自分の後ろにもみんながいた、みたいな感覚です。 生田:最初に思いついたフレーズや歌詞は? けんと:おお!なるほど。初手は、サビの「ギリギリダンス」でしたね。最初にそこから思いついて、「もうサビはこれしかない」って。 繰り返し(のフレーズ)だから、ほかで伝えたいことをいっぱい伝えられるなと思い、ほかで言いたいこといっぱい言って、サビはただただ楽しくできるという状態になったので、最初に「ギリギリダンス」を思いついたのは、運がよかったなと思っています。 生田:YouTubeの解説動画では、「ギリギリダンス」が「ギリギリダンス」ではないという説明もありましたが…。 けんと:ああ、そうですね。表記的には「ギリギリダンス」ですが、自分の中の発音というか、歌っている内容は「get it done」で、これを「やり遂げろ」という意味として、「やり遂げろ」というつもりで言っています。 僕のちょっとひねくれてる部分ではあるんですけど、英語のフレーズだけど、イラストが和風というか、日本のよき部分を出してるものだからこそ、日本語にしたいなみたいのがあって、こうなりました。
めざましmedia編集部