最多キャップを誇るフランスの“レジェンドの息子”に脚光!デシャン監督も驚き「彼を頼りにしている」
記録にも記憶にも刻まれる栄えあるW杯優勝メンバー
フランスが世界王者となった1998年W杯から長い年月が過ぎ、優勝メンバーの息子たちが脚光を浴びるようになってきた。先頃A代表で大きな第一歩を踏み出したのは、歴代最多出場記録を持つあのレジェンドの息子だった。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年12月17日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― その日がついにやってきた。あのリリアン・テュラムがフランス代表初キャップを刻んだ1994年から起算すると26年後、2008年の代表引退から数えれば12年後の2020年11月11日、息子のマルキュス・テュラムがフランス代表にデビューしたのだ。フィンランドと対戦したその強化試合にフランスは0-2で敗れているが、左サイドハーフとして先発フル出場したマルキュスの代表デビューは、歴史的と言える出来事だった。
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