大得意のCKから同点も…アーセナル、フラムに勝ちきれず痛恨ドロー。首位との差を縮めるチャンス逃す
プレミアリーグは8日に第15節が行われ、フラムとアーセナルが対戦した。 今季も優勝候補の一角として、第14節終了時点で3位につけるアーセナル。首位リヴァプールとの差(7)を縮めるためにも勝利を重ねる必要がある中で、前節ブライトンを下す(3-1)など難敵フラムのホームに乗り込んだ。しかし、ガブリエウやカラフィオーリ、冨安健洋らDFラインにケガ人が続出。この試合ではキヴィオルがCBに、パーティが右SBに入っている。一方フラムでは、古巣対戦となるGKレノ、イウォビ、スミス=ロウがスタメン入りした。 【動画】アーセナル、大得意のCKからまたもゴール! 試合は序盤からアーセナルがボールを保持し、フラムは構えながら速攻を狙う展開に。すると11分、フラムが先制に成功。GKのキックをラウール・ヒメネスがチームメイトへ落とし、そのままDFラインの背後へ。そのままラストパスを受けると、難しい角度からシュートを突き刺した。背番号7の見事な一撃で、ホームチームリードを奪う。 早々に失点したアーセナルだが、その後もボールw握りながら相手ボックス付近まで侵入するシーンを増やしてチャンスを狙う。22分にはサカのCKから決定機を作り、24分には抜け出したライスがダイレクトボレーを放った。37分にもサカが得意のカットインからビッグチャンスを作ったが、フラムの堅守に苦しみ前半は1点ビハインドで折り返す。 後半もアーセナルがボールを保持し、フラムが自陣に構える展開に。追いつきたいアーセナルは、得意のセットプレーからゴールに迫る。すると52分、ライスのCKからハヴァーツがファーで折り返し、最後はサリバ。またもCKからネットを揺らし、同点に追いついた。昨季開幕以降ではプレミアリーグ最多となるCKからの23ゴール目で、アウェイチームが試合を振り出しに戻す。 逆転を狙うアーセナルは60分、トロサールに代えてマルティネッリを投入。一方のフラムも、スミス=ロウとトラオレに代えてペレイラとウィルソンを送り出した。両チーム勝負に出たが、追いついたアーセナルが主導権を握って相手ボックス付近まで侵入していく。70分にも、ライスのCKから決定機を作った。一方のフラムも、ロングカウンターからペレイラが決定的なシュートを放っている。 するとアーセナルは73分、ジョルジーニョとハヴァーツを代えてジェズスとメリーノを投入。さらに79分にはウーデゴールを下げてヌワネリを送り出し、逆転を狙って再び選手を入れ替える。ゴール前の圧力を高めていくが、フラムも堅守で最後まではやらせない。それでも88分、アーセナルがフラムの堅守をこじ開ける。左サイドで仕掛けたマルティネッリがクロスを送ると、サカがヘッドで押し込んだ。しかし、パスを受けたマルティネッリの位置がオフサイドだったとして、VARレビューの結果ゴールは無効となっている。 最後までアーセナルは逆転を目指したが、試合はこのまま1-1で終了した。これでアーセナルの公式戦連勝は「4」でストップ。勝ち点は29となり、今節の試合が延期となった首位リヴァプールとの差を大きく縮めるチャンスを逃している。