女優にバラエティー、驚かされる丸山礼の自己実現力「できたいが強いから」有言実行を地で行く人
＜ニッカンスポーツ・コム／芸能番記者コラム＞ まさに有言実行。女優、タレントと幅広い活動を続けている丸山礼（27）は、その言葉を地で行っている。 1月末にインタビューをした際、自他ともに認める「負けず嫌い」と言っていた。「『できたい』が強いので」とハングリーさも隠さない。「ペーペー中のペーペーなので、どこにでも放り込んで欲しいという気持ちでいます。歌も好きなのでミュージカルとか憧れますし、歌の練習もしたいと思ってます。映画も挑戦したいです」。やみくもでも、見切り発車でもない。揺らぎのない声色と表情で宣言していた。 芸能活動のスタートはモノマネタレント。次第に活動の幅を広げ、役者としてNHK「私ってサバサバしてるから」の振り切った演技で話題を集めたことも記憶に新しい。今年に入ってからは、TBS系「すっぴんヒーロー」で主演をやり遂げ、同局系「くるり～誰が私と恋をした？～」でもレギュラー出演し作品を支えた。そして、9月6日に公開された映画「夏目アラタの結婚」（堤幸彦監督）ではスクリーンデビューを果たしている。 自己実現力の高さに驚かされる。丸山の取材を経て、印象に残ったことは他にもある。デビュー以来、“自己発信する”という意志を持ち続けているという。事務所に所属したばかりのころ、担当マネジャーに告げられたひと言が今でも指標だ。「『これをやりたいとか、提案できる人になってね』と言ってもらって。それですごく大きく差が出ましたね」とかみしめていた。「やらかしネタ」が人気の自身のYOUTUBEチャンネルは女性を中心に支持を得る。登録者数は128万人を突破。YOUTUBEの開設も自身で働きかけたことから始まっている。 「意思あるところには道は開ける」という言葉を思い出す。この先、どんな活躍が続くのか。目指す理想像は「いろんな遺伝子を受け継いだハイブリッド競走馬」。かなりユニーク。でもなんだか的を射たような表現で、丸山の姿を見る度に頭に浮かぶ。絵空事では終わらなさそうだ。【望月千草】
