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KERA、“演劇”“映像”の二本立て配信企画!「安全第一、くだらなさ第二に楽しんで作ろうと思います」

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ザテレビジョン

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が「CUBE produce『PRE AFTER CORONA SHOW』」と題し、リーディングアクトとコント映像作品という、「演劇」と「映像」の二本立てによる配信企画を公開することが決定した。 【写真を見る】スピーディーなナンセンスコントが数珠つなぎに連鎖する、ジャンルを超えた映像表現の「PRE AFTER CORONA SHOW The Movie」 2007年から2016年の間に、古田新太とタッグを組んでナンセンスコメディーの舞台を3本上演してきたKERA。その過去3作のレギュラーメンバーが集結し、新しい試みとなる「CUBE produce『PRE AFTER CORONA SHOW』」を開催する。 本公演は、劇場で行うリーディングアクト「プラン変更 ~名探偵アラータ探偵、最後から7、8番目の冒険~」の無観客上演生配信と、コント映像作品「PRE AFTER CORONA SHOW The Movie」配信という2つのコンテンツで構成。チケットぴあのライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」で配信される。 「プラン変更 ~名探偵アラータ探偵、最後から7、8番目の冒険~」は、7月12日(日)に無観客生配信の形で本公演上演するとともに、前日の7月11日(土)には東京・下北沢の本多劇場で緊急事態宣言解除後初となる一般観客を入れた形での、公開ゲネプロを実施。 7月11日(土)の公開ゲネプロでは、「プラン変更 ~名探偵アラータ探偵、最後から7、8番目の冒険~」上演前に「PRE AFTER CORONA SHOW The Movie」を配信開始に先駆け先行上映。公開ゲネプロ参加の観客は、コント映像作品とリーディングアクトの両方を誰よりも早く目撃することができる、スペシャルなゲネプロとなっている。 「プラン変更 ~名探偵アラータ探偵、最後から7、8番目の冒険~」では、舞台上のソーシャルディスタンスにも配慮し「多彩な動きがありつつも俳優同士が常に距離を保ちながら進行するリーディング」という、この時代ならではの演出的工夫を取り入れた上演形式に。 「PRE AFTER CORONA SHOW The Movie」は、スピーディーなナンセンスコントが数珠つなぎに連鎖する、ジャンルを超えた映像表現であり、KERA独自の創作を追求した映画やテレビなど、他のメディアでは見られない作品となる。 また、視聴者だけが分かるシークレットゲスト陣も楽しみの一つ。映像と演劇の二本立ての企画「PRE AFTER CORONA SHOW」は、「AFTER CORONA」の世界に一石を投じ、世の中の全てをキッチュでハードに“笑いのめす”作品に仕上がっている。 ■ ケラリーノ・サンドロヴィッチコメント 少々長いコメントになりますので、興味ある方にだけお読みいただければ。 新型コロナウィルスがあれして中止になった「欲望のみ」。古田新太を座長としたチームに新たなメンバーを加え、2007年~2016年に同チームで上演した「ナンセンス三部作」とは異なるタイプのコメディーを創ろうとした公演でした。 4月下旬に中止が申し渡され、自粛で悶々としていた私は、このチームで「公演の代わりの何か」ができないものかと画策しましたが、コロナ禍の制約の中、頭に浮かぶ案はどれもこれも、時間と労力を費やしてまで実行しようと思えるものではありませんでしたし、それ以前に自分の仕事ではないように感じました。 周囲の演劇人たちが早々に発信を連打したさまざまな試み、すなわちリモートを使った演劇。しかし、それを私が試みたところで、面白いと思えるものが創れるとは思えなかったのです。 それらは演劇のようでいて、決して演劇ではない。「演劇のようなもの」です。「演劇のようなもの」は「演劇のよう」でありながら、私が感じている「演劇の魅力」を何ひとつ擁しない。 この度「PRE AFTER CORONA SHOW」の旗印の下にお届けする2つの作品も「演劇のようなもの」でしかなく、「演劇」と較べられちゃあたまらないのですが、「演劇」ができない時期、「何もしない」という選択肢もある中で、これならやってもよいのではないだろうかと思えた企画であります。 やってみました。我々が2020年の春~夏にどんな風に足掻いていたかの記録でもあります。 映像作品「PRE AFTER CORONA SHOW The Movie」は、ザックリ言うと「コント集」です。どう反応して良いのか戸惑わせるようなスケッチも混じってますが、これもコントなのです。 私が書いたコントと盟友ブルー&スカイが書いたコント、それから太田毅くんと飯田ゆかりさんの書いたコント1本ずつ(別役実氏編纂のコント本に収録)を私が脚色したもの、そして大倉孝二とブルー&スカイのユニット、ジョンソン&ジャクソンが、やはり中止になってしまった彼らの公演に於いて上演するはずだったコント(大倉が脚本提供クレジットに名を連ねているのはこのためです)。 注目の若手ナンセンス劇団「地蔵中毒」主宰の大谷皿屋敷くんにも参加してもらうはずだったのですが、ある大人の事情でかなわず、彼の既製台本から二言だけせりふを使わせてもらってます、記念に。 コントたちは劇場で収録したり、ロケで映画やドラマのように撮影したり。全6日間の強行撮影でしたが、まさに制約だらけの中、ゲスト出演者含め20名近いキャストとスタッフの皆様の尽力のお陰でヘンテコなモノが出来上がりました。 アニメは上田大樹くん、音楽は鈴木光介くんと、いつものメンバーが集結してくれました。上映時間は約100分であります。 「プラン変更 ~名探偵アラータ探偵最後から7、8番目の冒険~」は、所謂リーディング公演。6月29日現在、台本を書き始めたばかりで、どんな作品になるかまだ分かりませんが、リーディングという形態を逆手に取って、くだらなくできまいかなぁと。 サブタイトルどおり、変質者であり多重人格者でもある探偵アラータが、助手のアルジャーノンとともに、事件かどうかすらも曖昧な事件を解決するナンセンス・コメディー。つまりおなじみのやつです。ナンセンス三部作の第四弾。 新しいコメディに挑もうとした「欲望のみ」に代わる公演が、結局いつものやつになっちゃうというのも皮肉ですが、おかげでまたあのキャラクターたちに会えるのは、書き手にとっても大きな悦びであります。 台本書き始めて数回の稽古を経て、初日まで2週間しかないので、40分~60分ぐらいの小さな作品になると予想します。 「The Movie」の方もそうですが、はるか昔に書いた自作にネタを探ったり、中学時代に私をナンセンスの世界に誘い導いてくれて、健康~ナイロン初期に散々マネしたモンティパイソンの模倣も久々にしていることも白状しておきましょう。今、我々がやるとこんなふうになります。 ともかく、安全第一、くだらなさ第二に、楽しんで作ろうと思います。赤字必至の試みなので、お気に召したら口コミ、SNS等でワーワー騒いでくれろ。以上、よろしくお願い。 2020年6月末 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ザテレビジョン)

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