フランスで新型コロナが深刻、「経済封鎖令」全国拡大…ヨーロッパの景気回復に「悪材料」
フランスは 新型コロナウイルス感染症の3次流行により、全国が「封鎖令」に突入した。 【写真】もっと大きな写真を見る 31日(現地時間)ロイター通信によると、エマニュエル・マクロン大統領はこの日の午後 テレビ演説を通じて「今 対処しなければ、統制力を失うかもしれない」とし「現在 19の地域に対して施行している封鎖措置を、4月3日から少なくとも4週間 フランス全域に拡大し実施する」と発表した。昨年の3月17日と10月30日につづき、3回目の全国移動制限令である。 これにより フランス全域で 午前6時から午後7時の間、住居地から半径10キロメートル圏外に出る時には 移動確認書を所持しなければならず、不可避的な事由を除いては 地域間の移動は制限される。 また 必要な商店を除いた非必須商店は営業ができない。業務は在宅勤務を原則とする。また 4月26日までの3週間、幼稚園・小学校・中学校・高校が閉鎖される。 マクロン大統領はこれとともに 被害の最も大きな地域に、集中治療室(ICU)を3000か所 追加する計画も発表した。 今回の発表は、フランスで新型コロナの変異株が拡散し 患者が増加したことで、ICUが飽和状態に近づいている中、出されたものである。 全国の移動制限措置により、フランスの経済沈滞の回復速度は鈍るものとみられると、ロイター通信は伝えた。また 今回の封鎖令が、ヨーロッパの景気回復にも悪材料として作用する可能性があると推測した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp