『今日好き キョンジュ編』こおめいカップルインタビュー 遠距離の寂しさを埋めるのは“週1深夜バス”?
現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛番組『今日、好きになりました。』(ABEMA/以下:今日好き)。11月18日にオンエアされた『キョンジュ編』最終話では、こお(飯沼虎王)×めいあ(川野明愛)の“こおめい”カップルが新たに誕生した。 【写真】こおめいカップルの撮り下ろしカット ふたりが出会ったのは、前回の『ドンタン編』でのこと。めいあにひと目惚れしたこおは、たとえ自身が報われない形でも彼女に寄り添い続け、ときにはめいあが動物好きなことから、グループ行動で離れ離れになってまで、動物園で“ひとり撮影会”に励み、思い出の写真をあとから見せてあげる優しい時間すらあったほどだ。が、告白の結果は振るわず。今回の旅でも、序盤こそ雲行き怪しく思えたが、2日目のグループ行動から一気に道が拓けることとなる。 そんな一途な想いが報われるまでのエピソードはもちろん、付き合ってすぐに決めたという約束、お互いの住む奈良と熊本の距離を“気合いの週1深夜バス”で埋める計画のその後についても教えてもらった。恋におけるお互いの関係性がさらに深まる兆しも見えたりーー。次なる変化を前にした、その一瞬を切り取るインタビューとなった。(一条皓太) ・「こおくんを相手に指名したのは、私が思い出を作りたかったから」(めいあ) ーーおふたりのカップル成立はまさに、こおさんの長きにわたる努力が実を結ぶ形となりました。それこそ旅の序盤は、カップル成立の雰囲気も薄かっただけに、全国の視聴者をはじめ、井上裕介さん(NON STYLE)を筆頭に、スタジオの“恋愛見届け人”もさぞ驚いたことかと思います。さておき『キョンジュ編』を通して、スタジオコメントで特に印象に残っているものはありますか? こお:井上さんが1話で、僕のことを「キミが主役!」と仰ってくれたことです。めっちゃうれしかった! ーー残念ながら、その後すぐに恋のライバルが出現し、大友花恋さんから「ハッピーエンド主役じゃないかも」とも心配されてしまいましたが。 こお:そうなんですよ! なので「なに笑ってるんだ!」「最後にはカップル成立するから、いまに見てろよ!」って想いで、最終話のオンエアと、そこでの井上さんたちの反応を楽しみに待っています(笑)。 ーーなるほど。おふたりは前回の『ドンタン編』含め、合計6日間の旅をともにしたわけですが、ターニングポイントはやはり『キョンジュ編』2日目のグループ行動でしょうか。 めいあ:そうですね。その日の朝にこおくんとキャッチボールをして、ストレートに想いを伝えてくれたのが心にぐっときて。それまではほかにも気になる子がいたけど、こおくんに対する気持ちが一気に上回ったんです。メンバー分けをするサンダル飛ばし対決で勝って、グループ行動に相手にこおくんを指名したのは、私が思い出を作りたかったから。『ドンタン編』では一緒に行動できる時間も少なかったので、今度は私の方から誘いました。 こお:僕からも「なんで誘ってくれたの?」って聞いちゃいましたね。そこでも「こおくんと思い出を作りたかったから」って教えてくれて。 ーー最高じゃないですか。 こお:はい、本当に最高っす! ーー最終日は、恒例の“最後のアピールタイム”ではなく、またしてもグループ行動に。あの場でもし、おふたりが離れ離れになっていたとしたら、はたしてカップル成立していたと思いますか? こお:めいあちゃんが僕と離れて、ほかの気になる男子と一緒だったとしたら……う~ん、わかんないですね。想像もつかない。 めいあ:でも、私はこおくんと一緒じゃなくても、2日目の夜には「お付き合いしたい」って決めてたから。きっと、結果は変わらなかったよ。 ーー素敵すぎる。世界よ、これが『今日好き』だぜ! とはいえ、こおさんがめいあさんを一途に追いかける姿を『ドンタン編』から見守るにあたり、もし私自身が同じ立場だったら、途中で心が折れてしまっただろうな、なんて考えていました。 こお:実際のところ『キョンジュ編』初日の夜と2日目の朝は、精神的にかなり“きて”いましたね。いまでこそ笑えるものの、めいあちゃんが初日のディナーでほかの男子を2ショットに誘っているのを見てしまって。その後、宿泊先でシャワーを浴びていたときは「この状況、えぐすぎる。自分、本当にいけんのか?」って、すごく不安でした。 ーーそれでも心が折れなかった理由は? こお:めいあちゃんと絶対に付き合いたかったから。とにかく諦めたくなかった。 ーーその想いの強さが優ったと。ここで改めて、お互いの好きなところを教えてください。と言いつつ、ただ答えて終わるのもつまらないので、恥ずかしいかもしれませんが、“相手が自分のどこを好きでいてくれそうか?”をそれぞれ想像して発表してみてほしいです。 こお:僕の好きになってもらえている部分……たぶん、優しさなんじゃないかな? めいあ:うんうん。私はきっと、口下手なところ。こおくんは「もっと甘えてほしい」って言ってくれるんですけど、そんな私の正直になれない部分も含めて、こおくんは好きでいてくれるんじゃないかな。 こお:いや、めいあちゃんの方から「本当は甘えたい」って言ってくるんですよ! ーーいまのおふたりを見る限り、たとえ口下手だとしても、ちゃんと想いは通じ合っていそうですよ。お付き合いにあたって、事前に約束したことなどはありますか? こお:1日に1回、お互いを褒め合うこと。告白をしたあとにふたりで決めたんですけど、毎日褒め合っていても全然余裕ですね。昨日は「想像していたより、私をリードしてくれる」って褒めてもらいました。 めいあ:うん、言った! こおくんからはずっと「かわいい!」って言われます。 こお:ひたすらかわいいんだもん。 ーー私自身、『今日好き』成立インタビューを担当して約3年になりますが、こういった約束をしているカップルに出会ったのは初めてかもしれないです。ほかにも、この場で新たに約束しておきたいことがあればこの場でぜひ。 こお:いつかは喧嘩、とかもするのかな? そうなったときは、喧嘩したあとの時間をちゃんと大切にしていきたい。 めいあ:こおくんは優しすぎるから、気持ちを溜め込みすぎないようにしてね。 こお:は、はい~(気弱に)。 ・「どうしよう、めいあちゃんのキャラが(笑)」(こお) ーーおふたりは高校1年生ということで、『キョンジュ編』は多くの先輩メンバーに囲まれていました。男子と女子それぞれで、ふとした瞬間に年上らしさを感じたエピソードなどがあれば聞かせてほしいです。 めいあ:女子は全員年上だったので、みんなが私のお姉ちゃんだと思っていました! 私が困っているとき、たくさん話を聞いてくれて本当に助けられました。 こお:僕にとっては、特にそうま(阿部創馬)がお兄ちゃんでしたね。落ち込んでいるときには「自分を優先するんじゃなくて、相手の気持ちを先に考えた方がいい」と、旅のなかで客観的な目線から意見をくれたこともそうだし、めいあちゃんとカップル成立してからもたくさんアドバイスをもらっています。旅が終わってからもずっと連絡を取っているんですよ! ーー加えて、番組公式Instagramに公開されていたプロフィールシートでは、こおさんがてるさん(川端輝)といっささん(松本一彩)、めいあさんがそらさん(中川そら)と、それぞれの尊敬する『今日好き』メンバーの名前を挙げていましたね。 めいあ:そらちゃんは、旅のなかで一途に想いをアピールしていたのが印象深くて。優しい人柄が画面越しにも伝わってきて、すごく好きになっちゃいました。 こお:てるくんは美意識の高さと、何事にも努力を忘れない姿勢を尊敬しています。いっさくんは僕と同じ奈良出身の『今日好き』メンバーで。自分の地元にあんなにカッコいい人がいるんだなと驚いた記憶があります。 ーーそんな先輩に、今度はおふたり自身がなっていく番ですね。話を戻して、こおさんが『キョンジュ編』の途中や告白シーンでも宣言されていた「気合の週1深夜バス」。その後、めいあさんに会いにいく計画の進捗は? こお:ちゃんと計画しています! めいあちゃんが住む熊本に早く会いに行きたいですね。ただ、僕の地元の奈良から熊本に停まる深夜バスって、すごく少ないことが最近わかって。 ーーたしかに、福岡などであれば話は変わってきそうですし、こおさんの住む奈良からだと、大阪や兵庫で乗り換えが発生するのかなと。むしろ、そのあたりで遊ぶ選択肢もアリだと思いますよ。 めいあ:うん、どっちも楽しそう! ーーちなみに、お互いの地元で案内したい場所や、一緒に楽しみたいことはありますか? こお:僕はやっぱり、奈良公園! シカと戯れながら、一緒に食べ歩きをしたいです。 ーーちょっと忘れてしまったのですが、鹿せんべいって食べられるんでしたっけ? こお:食べられますよ! 味はしないですけど。 ーー食べた経験がおありで? こお:ありますね。 めいあ:あるんだ(笑)。 こお:めいあちゃんもあったよね? ーーえっ。 めいあ:実はある(笑)。 ーーあるんだ……。 こお:どうしよう、めいあちゃんのキャラが(笑)。この話はやめておきましょう! めいあ:あはははっ(笑)。熊本だと、「グリーンランド」(遊園地)に行きたい! ーーこおさんはたしか、絶叫系アトラクションは苦手だとか。 こお:絶叫系は大丈夫なんですけど、単純に高所恐怖症なので、結果的にどれも乗れず。でも、めいあちゃんからは「無理矢理にでも連れていくよ」ってすでに宣告されています。 めいあ:乗せちゃうよ♡ ーーそのあたりは、おふたりの関係性もすでに完成しているのですね。“関係性”つながりで、『ドンタン編』でひと足早く結ばれた“しょうせら”カップルの話をさせてください。しょうさん(角田翔)がここ最近、自身を一途に追ってきたせいらさん(土屋惺来)に対して、旅の最中とは真逆にデレモードに入るなど、関係性が変化をしているように思います。 めいあ:うんうん! こお:たしかに! ーーこおめいカップルはその点、いかがでしょう。 めいあ:うちらはあまり変わっていないよね。 こお:わりと真ん中くらい。中立です! めいあ:中立!(笑) こお:でも、めいあちゃんが僕にまだ甘えきれていないことを考えると、いまの恥ずかしさが抜けてきたら、本当の意味で同じくらいの気持ちのバランスになれると思う。だから、そのときをめっちゃ期待しています! めいあ:しないでください~(笑)。
一条皓太