サイボウズ社長「コロナ後は生産性も幸福度も上がった社会に」 都内企業、1か月でテレワーク導入率2.6倍
コロナ禍、働き方の見直し「せざるを得なくなった」
今後導入を検討する企業に対しては「サイボウズもいまでこそ先進企業と言われるが、10数年前はブラックなITベンチャーだった。テレワークどころか毎日誰かが徹夜しているようなそんな会社だった。その中でも、子育てしながらの方の話を聞きながら一歩一歩やってきた。セキュリティも一歩ずつ確認しながらやってきた」と一朝一夕に全て変えることは難しいが、一歩ずつステップを踏むことが大事だと話した。 小池知事から今後テレワークを導入する企業が増えていくと思うかと問われると、「増えていくと思う」と即答。「今回の新型コロナウイルスの一件で、テレワーク、働き方の柔軟度を上げざるを得なくなった。いままではやる理由がなくてやらなかった人も多いと思うが、やることによって気づきがたくさん生まれたと思う。メリットも感じたでしょうし、デメリットも感じたでしょう。それに対してどう乗り越えたらいいのか知恵も働かせたと思う。アフターコロナの世界はもっともっと人々が生産性も幸福度も上げた働き方をする、そんな社会になると思う」と話した。
小池知事「新しい当たり前を」
小池百合子知事は、働き方改革を推進する立場。都は現在、企業がテレワークを導入する際の経費に使える助成金や、導入を検討する企業の社員向けオンラインセミナーを受けることを後押しする仕組みを用意している。青野社長との動画内でも「新しい当たり前を定着させる。いままさに新しい社会の入り口に私たちはいる」と訴えた。