「スキャンダルだ、完全に出てただろ」PSV、宿敵との大一番で決勝点を巡る判定に激怒!堂安律は「許されるなら、感じていることを全て言いたい…」
「なぜゴールが認められたのか理解できない」
PSVに所属する堂安律の目の前で起こったプレーが物議を醸している。 現地1月23日、エールディビジの第20節で、首位のPSVが1ポイント差で2位の宿敵アヤックスをホームに迎えた大一番が開催された。 【動画】堂安も不満か…PSV陣営が激怒した問題の判定。VARチェックの様子も詳しく 堂安が右ウイングで先発したこの首位攻防戦で、勝負が決したのは74分だった。アヤックスが左サイドからボールを繋ぎ、最後はヌザイル・マズラウイが左足で鮮やかなミドルシュートを叩き込んだ。 PSV側が猛抗議したのは、ダレイ・ブリントが左サイドから持ち上がった際、ボールがタッチラインを割ったように見えたからだ。時間をかけてVARチェック行なわれたが、判定が覆らず、これが決勝点となった。 怒りが収まらないのはホームチームだ。『nu』などの現地メディアによれば、試合後に改めて映像を見たキャプテンのMFマルコ・ファン・ヒンケルは「スキャンダルだ。完全に出てだろ? とんでもない判定だ。VARはチェックしたんだろ? 」と激怒した。 オランダ代表FWコディ・ガクポも、「俺からしたら、ボールは明らかにラインを割っている。なぜゴールが認められたのか理解できない」と憤慨。「レフェリーは、ラインズマンが見ることができなかったと言っていたよ」と嘆いた。 また、堂安は試合後に自身のインスタグラムを更新。こう綴っている。 「許されるなら、いま感じていることを全て言いたいんだけど…。でも、これだけは言いたい。自分たちのパフォーマンスには誇りを持っている」 何についてかは言及していないが、「言いたいこと」の中にこの判定が含まれているのはおそらく間違いないだろう。 これで首位から転落してしまったPSV。優勝争いを左右する天王山だっただけに、後味の悪い結果となってしまった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部