イングランドは選手こそ豪華だが、指揮官は育たず…… イングランド2部で腕を磨くキャリック&パーカーにかかる期待
両者ともイングランド2部では結果が出ている
現在のイングランドは世界的なタレント集団である一方、指揮官がやや不足気味だ。今夏にはガレス・サウスゲイトがイングランド代表監督を退いたが、他に候補となるようなイングランド人監督は見当たらない。後任にはドイツ人監督のトーマス・トゥヘルが就任することになり、監督の育成はイングランドの課題と言える。 理想はプレミアリーグでイングランド人監督が結果を出すことだが、まだまだ時間が必要だろう。現在は1つ下のイングランド2部で奮闘している青年指揮官たちがいる。 6日、イングランド2部で激突するのはマイケル・キャリック率いるミドルズブラVSスコット・パーカー率いるバーンリーだ。両者とも現役時代にイングランド代表としてプレイした経験があり、43歳のキャリックはマンチェスター・ユナイテッドでのコーチ職を経て2022年よりミドルズブラを指揮している。 44歳のパーカーは2017年に現役を退いて以降、2019年からフラム、ボーンマス、クラブ・ブルージュでの指揮官を経て、今季からはバーンリーを指揮している。現在バーンリーは2位、ミドルズブラは5位と結果が出ており、目指すはプレミア昇格だ。 英『The Northern Echo』によると、キャリックはパーカーについて「私は昔からスコットのことを知っているからね。彼は常に存在感があり、性格がリーダー的だった。若い頃からずっとね。だから今の成績も驚きではない。様々な経験を積んで素晴らしい成果を上げているし、自身が素晴らしい監督であることを証明している」と手腕を称える。 パーカーも「監督としてマイケルと対戦した経験はないけど、現役時代に対戦した経験から彼は並外れた選手だったよ。彼がトップクラスの選手であることは誰もが理解していたよ。彼に会うのが楽しみだし、ミドルズブラは非常に強い。我々にとって大きなチャレンジだよ」とコメントしている。 両者ともそろそろプレミアリーグでも結果を残したいところだろう。今は2部で腕を磨いている最中だが、いつかプレミアの舞台でビッグクラブを指揮する日はくるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部
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