バレー日本男子代表に悲劇… 48年ぶり4強へ、あと1点からイタリアに悪夢の逆転負け 1972年ミュンヘン以来52年ぶり金メダルならず【パリ五輪】
◆パリ五輪・バレーボール準々決勝 日本2―3イタリア(5日、パリ南アリーナ) 日本が22年世界選手権王者の強豪イタリアに2―0からフルセットの末、悪夢の逆転負けを喫した。五輪では4位だった1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりの4強入りはならず。72年のミュンヘン大会以来、52年ぶりの金メダルへの道が途絶えた。 ■「あと1点、あと1点が…」解説の元日本代表戦士が涙こらえきれず【動画】 第1セットは25―20で幸先よく先制。序盤こそ劣勢に立ったが、主将でエースの石川祐希(ペルージャ)や高橋藍(サントリー)らが効果的に得点を挙げて振り切った。 第2セットも苦しい展開だったが、終盤に追い上げた。西田有志(大阪ブルテオン)の得点で23―23の同点に追いつくと、石川が2連続得点で締めて連取した。 潮目が変わったのは第3セットだった。24―21まで優位に進めた。ところがここから4連続失点を喫してもつれた末に、25―27で奪われた。一度変わった流れは第4セットも続き、高さのある相手の攻撃に苦戦を余儀なくされた。懸命に粘ったが連取されて同点に追いつかれた。最終セットも押し切られた。 開幕前は世界1位のポーランドに勝利したほか、ネーションズリーグでは銀メダルを獲得するなどしたが、パリの地で悲劇が待っていた。 ◆男子日本代表の五輪全成績 開催年 成 績 開催地 1964年 銅 東 京 1968年 銀 メキシコ 1972年 金 ミュンヘン 1976年 4 位 モントリオール 1980年 ― モスクワ 1984年 7 位 ロサンゼルス 1988年 10位 ソウル 1992年 6 位 バルセロナ 1996年 ― アトランタ 2000年 ― シドニー 2004年 ― アテネ 2008年 11位 北京 2012年 ― ロンドン 2016年 ― リオデジャネイロ 2021年 7 位 東京 2024年 8 強 パリ 【#OTTOパリ五輪情報】
西日本新聞社