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サーファーも観光客も消えたバリ島、ホテル売却が増加-新型コロナで

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Bloomberg

(ブルームバーグ): インドネシアのリゾート地であるバリ島から、オーストラリア人サーファーや中国人団体観光客が姿を消した。また、心の平安を求めるヨガ愛好家の姿も見当たらなくなった。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のあおりで観光客も収入もゼロになり、バリ島のホテル所有者は不動産を売りに出すことを余儀なくされている。市場の厳しい状況を踏まえると、売却で損をすることも覚悟しなければならないかもしれない。一方、長期的な視点を持った投資家にとっては、地上の楽園の一角を安価で手に入れるチャンスだ。

人気のサーフィンビーチ、バランガンで建設中のリゾートホテル「バランガン・ウエーブ」は既に市場に売りに出ている。開発業者マイケル・ハリム氏は売却希望価格を5月の1700万ドル(約18億円)から900万ドルに引き下げた。「現在の市場では損をしてでも売ることが避けられない」と同氏は話す。

各国の海外旅行の制限を受け、 ハワイからタイのプーケットに至るまで人気の観光地は打撃を受けているが、観光業が経済の6割余りを占めるバリ島は、大半の観光地よりも影響を受けやすい。

世界有数のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルやヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、新型コロナを乗り越えられるだけの体力があるが、より小規模のホテルは生き残りに必死だ。インドネシアの不動産会社ギャラクシー・クタによると、バリ島で売りに出ている宿泊施設の数は新型コロナの感染拡大以降30%増加している。

原題:Bali Hotels Go on Sale for Cheap With Virus Hammering Tourism(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Faris Mokhtar

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