女子フライ級王座決定トーナメントは壽美と真優が決勝進出【Krush.121】
決勝は4月23日の「Krush.124」
「Krush.121」(1月23日、東京・後楽園ホール)で「第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ、真優(月心会チーム侍)と壽美(NEXT LEVEL渋谷)が勝利を収め、「Krush.124」(4月23日、東京・後楽園ホール)で行われる決勝に駒を進めた。 今回のトーナメントは第4代王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の王座返上を受けて行われるもので、そのKANAに11月のK-1福岡大会で勝利を収めた壽美が優勝候補と目された。 準決勝の第1試合では真優とNA☆NA(エスジム)が対戦。 1Rは真優がジャブと前蹴りでプレッシャーをかけ前に出るがNA☆NAもパンチの連打から蹴りにつなげ、反撃。序盤から足を止めて打ち合う場面も。 しかし2Rになると真優は前蹴りからパンチの連打。NA☆NAもパンチを打ち返すが、真優はボディーへの前蹴りでNA☆NAにダメージを与えると、狙いすました左の前蹴りで顔面を打ち抜く。これが決定打となったが、真優はぐらつくNA☆NAにヒザの追撃からパンチの連打を浴びせダウンを奪う。なんとか立ち上がろうとするNA☆NAだったが、立ち上がることができず、真優のKO勝ちとなった。
準決勝第2試合で壽美は今回がK-1ジャパングループ初参戦となる芳美(OGUNI-GYM)と対戦。 1R開始と同時に距離を詰めパンチを放っていく芳美だったが、壽美は動じることなくさばくと、左ストレートに左の蹴りで試合を組み立てていく。ラウンド終盤、壽美はコーナーに芳美を追い込むとパンチの連打から左ストレート。これで芳美は一瞬腰を落とすがクリンチでダウンを免れる。 2Rも芳美はアグレッシブにロー、パンチで仕掛けるが壽美は当てさせず、カウンターで迎撃。そして左ミドルにパンチの連打、ボディーへのヒザで攻め込んでいく。芳美は顔面に被弾しながらも反撃を試みるが、壽美の猛攻は続く。 3Rも壽美は左ミドル、左インロー、左ストレートと左からの攻撃が冴えわたる。しかし驚異的なタフさを見せる芳美は倒れない。残り1分で芳美は起死回生を狙ったバックブローを放つが、壽美はしっかりガード。その後も攻撃の手を止めず、壽美がジャッジ3者とも30-27のフルマークの判定で勝利を収めた。