【NFL】バイウイークを経てプレーアクションを重視するファルコンズHCモリス
バイウイークを利用して自己分析を行った結果、アトランタ・ファルコンズのヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスはオフェンスでプレーアクションをもっと増やしたいと考えている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ/NGS)』によると、ファルコンズが11試合でドロップバック時にプレーアクションを実行したのはわずか14%で、これはリーグで最も少ない割合だという。また、ファルコンズがプレーアクションパスを実行したのはプレー全体の8%であり、12週間を通して10%を下回った唯一のチームになっているとのこと。
チーム公式サイトによると、モリスHCは「それは私たちが増やしたいものであり、改善したいものであり、より重視し、ゲームの一部として浸透させたいものだ」と述べたという。
今季序盤、アキレス腱のケガから回復したばかりのクオーターバック(QB)カーク・カズンズの機動力が欠けていたことが、チームのプレーアクションパスの少なさを説明できるかもしれない。しかし、現時点でそれは懸念事項ではない。
攻撃コーディネーター(OC)ザック・ロビンソンが、プレーアクションを多用するロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイの下で経験を積んだことを踏まえると、ファルコンズが現時点でプレーアクションをほとんど使用していないことは驚きだ。比較のために挙げると、ラムズは12週間を通してドロップバックの27.6%でプレーアクションを行っており、これはリーグで7番目に高い割合だ。NGSによると、最も高い割合を記録しているのはデトロイト・ライオンズ(38.1%)とのことだが、ランプレーに強く、クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフを司令塔に据えていることを踏まえると驚きではない。
ランアクションによってラインバッカー(LB)たちはハンドオフの可能性を警戒せざるを得なくなるため、プレーアクションはクオーターバックの負担を軽減することが証明されている。また、これはカズンズが得意とするプレーでもある。ファルコンズの公式サイトによると、2016年以降、カズンズのドロップバック時のプレーアクション率は24%で、その率は同期間の全クオーターバックの中で10番目に高いという。