スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
閉店間際の鮮魚スーパーにて半額で購入し、半年以上飼育したカニの動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で14万回以上再生され、4500件を超える高評価を獲得しています。 【画像】水槽に入れた後のカニ
半額で購入したカニと一緒に暮らしていた投稿主
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「エマスちゃんねる / EMAS CHANNEL」。以前、閉店間際の鮮魚スーパーにて、半額で購入したカニを水槽に入れてみた結果が話題になりました。
クリガニ「はんぐり」ちゃんのお話
クリガニは2024年1月ごろに閉店間際の鮮魚スーパーで1杯だけ売れ残り、半額で売られていました。購入した段階でひん死の状態でしたが、投稿者であるもりぽこさんが水槽に入れてみたところ、見事に復活。その日のうちにエサも食べたことから愛着が沸き、飼育を続けていたのです。 視聴者から「はんぐり」ちゃんという名前をもらい、同チャンネルのマスコット的存在として愛されてきたはんぐりちゃん。最近は餌を食べなくなり弱ってしまっていたそうで、8月25日の昼過ぎに様子を見に行ったところ、動かなくなっていたのだとか。死にかけていたところから見事に復活したはんぐりちゃんは、水槽の中で静かに天国へと旅立ちました。 庭に埋めることもできましたが、多くの人にチャンネルを知ってもらうきっかけとなってくれたこと、また投稿主のもりぽこさんも個人的にかなりかわいがっていたことから、感謝の意味を込めて、はんぐりちゃんと最後に故郷の海へ行くことを決意。 なお死んでいるとはいえ、一度飼育したものを海に戻すことは推奨できる行為ではありません。ただし、今回は移動前に完全に冷凍し、寄生虫(菌等)などの可能性はかぎりなくゼロに近い状態にしておいたとのことです。
はんぐりちゃんと最初で最後の旅行へ
もりぽこさんは氷で冷やし温度調整するはんぐりちゃんと、一緒に来てくれた友人の水ラーメンさんとともに、青森県の陸奥湾まで向かいます。はんぐりちゃんを埋葬する青森県の陸奥湾は内湾になっていて、非常に穏やかで多くの生き物が生息しているそうです。 到着した陸奥湾でウェットスーツを身にまとい、はんぐりちゃんとともに海の中に潜っていくもりぽこさん。手前は浅いため深いところまで移動し、はんぐりちゃんを岩場へと埋葬します。 青森県で捕獲されてからもりぽこさんの住む神奈川県まで運ばれ、生死をさまよう状態だったところから半年間元気に過ごし、最後に再び故郷の青森県に戻ってきたはんぐりちゃん。そんなはんぐりちゃんに感謝と別れを告げ、ふたりの最初で最後の旅行はついに終わりのときを迎えたのでした。