「家事の悩み、お金で解決するのは悪か?」罪悪感を抱いていた3児の母親が便利家電を導入して気づいた、最も“無駄”なこと
自分の作業を「何か」に変わってもらう
私はもともと家電の買い替えが苦手だったんです。壊れていないものを捨てるのにものすごく抵抗感がありました。ですから、洗濯機だって1人目の子どもが生まれた時に買い替えたままで、サイズが合わなくなってきていたけれど、1日2回洗濯をすることで乗り切っていたのです(今思えば電気や水ももったいないですし、何より時間と労力の大いなる無駄でした!)。 最新家電はそれなりのお値段がしますから、とても大きな買い物ですよね。しかしながら、その思考こそが自分を苦しめていたのかもしれないと考え直して、 お金よりストレスを減らすことに重きを置くようにしてみたのです。 最初に揃えた家電は、ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機、スティック掃除機、ウォーターサーバーです。思い切って取り入れたことで思った以上の成果を実感しました。自分のイライラが激減して、夫や子供に口うるさく言って後悔するということがほぼなくなりました。その結果、家族関係も良くなり自然に家族が家事に参加する確率も高くなっていきました。 もちろん、家事に奪われるエネルギー消耗を抑えることで、仕事への集中力が格段に上がりました。
家電導入のコストアップ、どう考える?
我が家が購入した、ドラム式の洗濯乾燥機は約21万円でした。最低でも5年使うと考えて計算してみましょう。(長いと10年くらい使うこともありますよね)21万÷5年=年間4万2千円です。これを月換算にすると、42,000÷12=3,500で月々3,500円ですね。つまり、1日に直すと3,500÷30=116円。また、乾燥にかかる電気代平均は24円とメーカーに記載あり。 ということは、毎日の洗濯のコストアップの額は日割り計算で116+24=140円。家電は日々進化していて、節水効果や省エネ性能が上がっているので、実は差額はもっと少ないはずです。また、毎日の洗濯にまつわる時間は12kg(乾燥7kg)のドラム式洗濯乾燥機に変えたことで、1日あたり約30分の時間を獲得できています。主婦の30分って、とても大きいですよね!