T・ヘルナンデス〝ソト効果〟で移籍金高騰 ドジャース編成本部長が交渉難航認める
今オフのFA市場で最大の目玉だったフアン・ソト外野手(26)がメッツとプロスポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1162億円)で合意に達したことを受け、ドジャースからFAになっているテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の注目度がアップしている。 【画像】ドジャースタジアムで観戦するビリー・アイリッシュ ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は10日(日本時間11日)にテキサス州ダラスで開催されているウインターミーティングの会場で取材に応じ、「彼が(再契約を)望んでいると話したことは知っているし、われわれも彼にそうしてほしいと話した。それが全てではない」とT・ヘルナンデスとの交渉が難航していることを認めた。 その上で「彼と彼の家族は関心を検討し、自分たちにとって最もベストな選択をするだろう」と続けた。 米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると「両者は何週間も交渉を続けているが、『溝を埋めることが出来ていない』」という。米スポーツサイトのブリーチャーリポートはドジャースが通算167本塁打のマイケル・コンフォート外野手(31)と1年1700万ドル(約25億8000万円)で契約したことを挙げ、T・ヘルナンデスが「戻る道は最近になって霧がかかってきたかもしれない」と伝えた。 ソト獲得に失敗したレッドソックスとは「双方に興味あり」で、ヤンキース、ブルージェイズも「プランB」でヘルナンデスの獲得に動いていると報じられている。 米スポーツサイトのトレードルーモアーズが11月4日に公開したFAランキングで、T・ヘルナンデスは11位で3年6000万ドル(約91億2000万円)の契約を予想。しかし1位で13年総額6億ドルと予想されたソトが大きく上回る契約を手にしたことで、高騰は必至。本塁打を放った大谷を祝福するヒマワリの種シャワーを来季は見ることができないかもしれない。
東スポWEB