竜星涼&八木莉可子、ともに“方向音痴”告白「2人とも現場からいなくなっちゃうかもね(笑)」【オリコン ライターズ】
■ホテルから「そのまま外に出てしまって」“絶体絶命”エピソード
取材会後、あらためて単独取材の場が設けられた。まっすぐ突き進む正義感の兄・貴一、インテリジェンスあふれる妹の優貴。まるで2人に当て書きされたようにイメージに合っていると伝えると、意外な答えが返ってきた。 「私はけっこう抜けているところがあって、たとえばすごく方向音痴なんです」(八木) 「あ、僕も。最近、ようやく地図を見られるようになりました。2人とも現場からいなくなっちゃうかもね(笑)」 さきほどまでのクールな兄妹とは違う一面が見えてくる。そこで、ドラマの内容になぞらえて「ドラマでは絶体絶命のピンチの連続だと思うが、これまで経験した“絶体絶命”は?」と質問すると、八木からこんなエピソードが。 「ホテルのスリッパでそのまま外に出てしまって、エスカレーターに乗るときに気づいたことがあります。急いで部屋に戻ろうとしたんですけど、走りづらくて」(八木) 天然な八木に対して竜星が語ったのは、役者ならではの想像するだけで恐ろしいエピソード。 「台詞を入れているタイミングでよく起こるのですが、『舞台上で台詞がまったく出てこない』という夢をよく見ます。起きても、『これって夢なのか、現実なのか?』としばらく放心状態だったり。そういうことがあると、一度覚えた台本でも、真新しい台詞に見えてくることがあります」 今回のドラマでは敵となる“幻獣”の幹部たちが、謎めいた存在感を放っている。公式サイトやポスタービジュアルでも後ろ姿のみだった。 「1話ごとに敵が誰なのか、バレるかバレないか、自分自身もハラハラドキドキしながら演じていきたいですね。そして、悪の中にも“悪の正義”があるのかもしれない。そこに触れたときに、自分がどんな反応をするのか?ドラマを見る方々もそれぞれに受け止めながら、この兄妹がどんな結末を迎えるのかを見守っていただければと思います」(竜星) 「サスペンスはもちろん、兄妹の絆やさまざまな人間模様が描かれている作品です。復讐という目的だけじゃなく、そのなかで失ったものを取り戻したり、怖いことを怖いとちゃんと感じるような、優貴の心を丁寧に演じていきたい」(八木) 正体がバレれば、即ジ・エンド。毎話訪れる絶体絶命のピンチと兄妹2人の行く末に、今から目が離せない。 (取材・文/マイティ・M) ※取材の模様は、29日放送の『ライターズ!』(日本テレビ/日曜 深1:59)でもご覧いただけます。