韓国食い倒れ飲み倒れグルメツアー~チョンジュ、チョナン(前編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】
■チョンジュの居酒屋からの帰り方 居酒屋めぐりのドライバーは、ヘイクォンが務めてくれていた。帰りの車の運転を理由に、ずっとアルコールを飲むのを控えていたヘイクォンであったが、2軒目の途中からビールを飲み始めた。帰りの運転はどうするのだろうか、もしや韓国も、アメリカと同様に「1時間にビール1杯までならOKルール」があるのだろうか? 私のアメリカの友人たちはだいたいそんなことを言って、ビールを数杯飲んだ後にフリーウェイを100マイルですっ飛ばしたりしていた。このルールの真偽は定かではないのだが、飲酒運転となるアルコールの基準値が日本よりも高いため、1時間にビール1杯くらいのペースで飲んでいれば、アメリカでは飲酒運転にはならないらしい。 しかし韓国ではもちろんそんなことはなく、帰り際、彼は「カカオ」というアプリを使って代行運転を呼んだ。その運転手は、日本でも最近よく見かけるようになった電動キックボードで颯爽と登場し、ヘイクォンの車のトランクにキックボードを積み、私たちをホテルへと運んだ後、やはり颯爽と電動キックボードで去っていった。 ※後編はこちらから 文・写真/佐藤 佳