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『アスメシ』の体と心に効くレシピには自粛ご飯のヒントがいっぱい

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「体力をつけたい」「リラックスしたい」「免疫力を上げたい」など、体調に関する悩みは挙げればキリがない。特に今は外出自粛で外にも出られず、ストレスや悩みを抱えがちだ。 【画像】話題の『アスメシ』第1話 試し読み公開中 そんな今注目したいのが、美味しく楽しく“アスリート飯”について学べるマンガ『アスメシ』である。 本作の主人公は、「明日(ミライ)は今日の食事(メシ)の中!」をモットーにしている料理ブロガー・ライトニング太一と、その義理の娘である保志まひろ。まひろは柔道界で注目されている期待の女子高生で、本人も真剣に柔道に取り組んでいる。 太一はそんなまひろの体調を日々気遣い、アスリートとしての体作りに欠かせない食事=アスメシ(アスリート飯)を作ることで彼女をサポートしているのだ。 本作に登場する“アスメシ”レシピはどれも美味しそうなものばかり。しかしそれだけではなく、原作者の見原由真氏は「アスリートフードマイスター」の資格を持っており、作中の料理はすべて栄養学に基づいている。 「連載前の担当編集さんとの打ち合わせのなかで、女子カーリング日本代表の“もぐもぐタイム”や、男子サッカー日本代表の長友佑都選手の専属シェフ・加藤超也さんの話題が出て、『アスリートのためのスポーツ飯』というテーマが持ち上がったんです。 そこで真っ先に浮かんだのが、『アスリートフードマイスター』の資格です。実際に、プロスポーツ選手の食生活を支える親御さんや奥さまなどが取得されていると聞いたことがあったので。 主人公の保志まひろには、自分が学生時代にしていた柔道をさせることにしたので、このキャラクターの生みの親である私もこの資格をとらなければ! と取得しました」(『アスメシ』原作・見原由真氏 以下同) 見原氏が作中で取り上げている料理は、身近な食材を活用した簡単に作れるものばかり。しかも、リラックス効果が期待できる「あさりと野菜のリラックスミルクスープ」や、風邪をひいた時の快復を促す「とろとろ大根湯」など、スポーツをやっていなくても日常で真似してみたくなるレシピが多いのも魅力だ。 筆者も試してみたくなったので、今回は免疫力アップが期待できる「バリエーション甘酒」を作ってみることにした。 ◆オンライン飲み会にもGOOD!「バリエーション甘酒」(6杯目「花と甘酒と」より) 米麹をもらった太一が、まひろを花見に誘う第6話。太一はまひろと2人でまったりする予定だったが、まひろが友人を呼んだためわいわいとした花見に。それを一層盛り上げたのが、太一お手製の米麹甘酒で作る「バリエーション甘酒」だ。 味は「イチゴ甘酒」「はちみつショウガ甘酒」「シナモンジンジャー甘酒」「きな粉甘酒」「ココア甘酒」「コーヒー甘酒」「豆乳甘酒」「日本酒甘酒」の8種類。 作り方は簡単で、どれも混ぜるだけ。はちみつやコーヒー、ココア、きな粉など溶けにくいものは、少量のお湯で溶いてから甘酒を加えると混ぜやすい。 様々な味が楽しめるだけでなく、はちみつショウガ甘酒は「栄養豊富+血行促進」、シナモンジンジャー甘酒は「抗炎症作用+殺菌作用」などそれぞれに違った効果があり、作中でもわかりやすく紹介されている。 甘酒には疲労回復効果や免疫力をアップさせる働きもあるので、感染症などから身を守ることにもつながって一石二鳥! 筆者も甘酒は大好きでよく飲むが、こんなにいろんなものと組み合わせたのは初めて。甘酒ってこんな楽しみ方もできるんだ! と目から鱗だった。ちなみに個人的には、甘酸っぱさと果肉が魅力の「イチゴ甘酒」、ココアの香りに癒される「ココア甘酒」、スッキリとした甘さが嬉しい「日本酒甘酒」が特にオススメだ。 「美味しそうなだけでなく、読んだ人が自分の体の声に耳を傾けるきっかけになればいいなと思いながら本作をつくっています」と語ってくれた見原氏。これには、過去に自身が体を壊してしまった経験が大きく影響しているという。 「もっと早く自分の体の声に気づいていれば……と当時はとても後悔しました。本作が作画担当・小川錦さんとのタッグなのも、体調を崩した影響で、私一人で連載するだけの体力が戻りきっていなかったという経緯があるんです。 小川さんにしか描けない活き活きとしたキャラクターや、料理の香りまで伝わってきそうな温かみあるタッチのおかげで、マンガの世界をぐんと広げていただきました。 本作では、『ストレスからくる寝不足にはこの料理』『スタミナが欲しければこの料理』と、状態に合わせて様々な料理を当てはめています。アスリートもそうでない方も、『健康な体でいたい』というのは共通だと思うので、本作を読んでいて自身の体調と重なる部分があれば、『自分もこの食事をとり入れてみようかな』と自分の体と対話するきっかけにしてもらえたら嬉しいです」 まさに“美味しくてためになる”本作だが、親子の絆が丁寧に描かれているのも魅力のひとつ。太一とまひろは血のつながりのない義理の親子だが、「食」を通して少しずつ交流を深めていく。時にぎくしゃくしつつも、互いを思いやるその姿に読んでいて心がほっこり温まるのだ。 「実は、最初は兄と妹の話で考えていたので、タイトルも『アニメシ(仮)』でした。試行錯誤した結果、現在の『血のつながらない親子』という関係になりました。今までまったく違う人生を歩んできた他人同然の二人が“義理の父”と“娘”というスタートラインに立たされた時、毎日食卓で向かい合い、同じ食事をとることでだんだん本当の家族になっていくのでは、と考えたんです」 生活と切っても切り離せない「食事」は、明日の自分を作る大切なもの。自粛生活が続く毎日だが、自分自身のために、そして家族のために、美味しい“アスメシ”で心も体も労わってほしい。 取材・文・料理:水音(月乃雫) 兵庫県出身、東京在住のフリーライター。アニメやマンガ、料理といった得意分野を活かし、『ダ・ヴィンチニュース』(KADOKAWA)や『レタスクラブニュース』(KADOKAWA)、『マグミクス』(メディア・ヴァーグ)など様々な媒体で執筆。2020年1月より1人を楽しむ個人ブログ『水音LIFE』も運営中。

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