郷愁の旋律、踊り華やか 福島県川俣町で「コスキン」開幕 14日まで
福島県川俣町恒例の国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」は12日、川俣町中央公民館で開幕した。14日まで国内外の約150団体合わせて900人ほどが出演し、郷愁漂う旋律や踊りを披露する。 ノルテ・ハポン(北日本中南米音楽連盟)の主催で47回目。秋に従来通り3日間の会期で催すのは6年ぶり。町中央公民館に3日間設ける「ホールステージ」、ニュー新川に13日のみ開設する「ペーニャステージ」で演舞が繰り広げられる。ペーニャステージは初の試みで、食事をしながら演奏を楽しめる。12、13両日、高橋家住宅と羽山の森美術館にサブステージを設けている。 開会式ではノルテ・ハポンの斎藤寛幸代表、藤原一二町長、エドゥアルド・テンポーネ駐日アルゼンチン特命全権大使があいさつした。 入場は無料。13日はホールステージが午前10時から午後9時30分まで、ペーニャステージは午前11時から午後5時まで。最終日は午前10時から午後3時30分まで。
■12月に姉妹都市協定、アルゼンチンコスキン市と 川俣町とアルゼンチン・コスキン市の姉妹都市協定は12月19日に結ぶ。藤原一二町長が開会式で明らかにした。 締結式は東京都の在日アルゼンチン大使館で行い、コスキン市幹部はオンラインで参加する。川俣町関係者は来年1月、同市で開かれるコスキンフェスティバルに参加し両市町の末永い交流を確かめ合う。 締結の仲介役を担ったエドゥアルド・テンポーネ大使は「音楽のみならず、教育や食文化など多様な分野で関係が深まることを期待している」と述べた。